2008-01-01から1年間の記事一覧

けものみち文庫 1『積んでは崩し』南陀楼綾繁

最後にもう1冊。できたてほやほやのを紹介させてください。もうあちこちで評判になってはいますが、南陀楼さんの新しい本(というかミニコミ)。ほうろうでは昨日だけで10冊以上売れましたが、まだ在庫はあります。でも油断しているとなくなってしまうのがこ…

『植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん』

で、これがその本。つい先日の8月8日、植草さんが100回目の誕生日を迎えたことを祝ってつくられたムックです。版元はもちろん晶文社で、表紙はテリー・ジョンスン。執筆陣も恩田陸から安田謙一までヴァラエティに富んだ顔ぶれ。あと特筆すべきは古本関係者?…

声に出して読んでみた盗作 

続いて昨日の<盗作>トークですが、こちらも楽しかったですよ。ご来場のみなさまに感謝。だいたいの流れは南陀楼さんが早々とアップしてくださっているので、ここではとりあえず思ったことを。 クールで年齢不詳な栗原裕一郎さんにはシビれました。こういう…

雨の水の底楽団

昨日おとといの二夜連続イベントは、おかげさまで無事終了いたしました。まずは、おとといの水の底楽団のことから。 開演の2時間ほど前から凄まじい豪雨となり、これじゃいくらなんでもお客さん来られないんじゃ、と心配していたのですが、なんのなんの。最…

急告!NTT説明会8月19日

8月6日の日々録で宮地が触れた、NTT駒込第2ビル増築計画についての次回説明会が下記日程で開催されるそうです。 テーマ別説明会「風環境について」 2008年8月19日(火)19時より 谷中コミュニティーセンター1F 会議室 わたしたちは仕事のため行けないのです…

「声に出して読みたい盗作」

そして明日は、「『ぐるり』プレゼンツ 南陀楼綾繁のトーク十番勝負」の第4回、「声に出して読みたい盗作」。この夏、読書好きの間で大評判の本『<盗作>の文学史』の著者、栗原裕一郎さんをお招きして、<盗作>という、わかったようでわからない行為(あ…

新生 水の底楽団、いよいよ御披露目

どうもごぶさたしております。古書ほうろうの宮地です。「暑い、暑い」と言ってるうちに8月も半分以上が過ぎ去ってしまいました。この2週間ばかり、内田吐夢の『たそがれ酒場』を観たり、植草甚一の100回目の誕生日を祝ったり、寒空はだかさんのショーに腹を…

千駄木駅の前にNTTがでっかいビルを建てようとしてますよ

定休日。お昼過ぎに出勤して、例によって店内整理とミーティング。最近全然本が売れないし、うちの店は今月決算だし、2日続きの店内イベントも再来週に控えているしと、もうするべきことはことは山のようにあるのですが、19時から谷中コミュニティ・センター…

はじめて山本昌を見た日

帰宅して、YouTubeとニコニコ動画で山本昌200勝の瞬間の映像を見る。本当は生中継で観たかったのだけど今日は店番。でも関東地区での地上波の放送はなかったようだから、まあちょうど良かったです。仕事中、ネットで途中経過を確認するうち少しずつ興奮して…

一箱で自転車部隊隊長を務めたけんご(幼稚園)の呼びかけで田端で花火大会。 子どもたちの賑やかな手持ち花火が終わって、大人たちは線香花火。藁に黒い火薬のついた関西バージョンと赤い紙縒りの関東?バージョン。 どちらにしてもわたしの火玉は途中で落…

武蔵野の植物

今日出した1冊。まったくぼくの守備範囲ではないのだけれど、とても惹かれる面構えであります。1965年刊。装幀のクレジットとか何もないけど、時代の力だなあ。著者の名前もいい。 武蔵野の、どこいらへんには(たとえば大泉、たとえば深大寺)、どういう植…

名古屋のフリーマガジン「SCHOP」

10日ほど前に届いたのに、紹介が遅れました。ナゴヤ発ワンテーマ・ミニマガジン「SCHOP」(「スコップ」と読みます)の、最新14号であります。 特集「Resis DANCE! くらしの明日。」では、自然食やオーガニックなものに携わる農家やお店へのインタビュー、「…

秋も一箱古本市2008

開催日時が発表されました。暑い中歩き回る青秋部のI&Nに遭われた方もいらっしゃると思います。 決起集会の日程も決まっておりますので、みなさまどうぞお力添えください。 (以下、「秋も一箱古本市 / 青秋部 東奔西走の記」写し) みなさま、お久しぶり…

1980年、名古屋の小学生は「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」を口ずさむ

帰宅後、『サッカーボーイズ13歳 雨上がりのグラウンド』を読みはじめ、そのまま読了。先日ちょっとだけ紹介した『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』の続編。正直前作ほどではなくって、ボロボロ泣いたりもしなかったけれど、登場する少年たちの今後は気…

面白すぎる金庸、次は『書剣恩仇録』

日付が変わった午前4時ちょっと前『秘曲 笑傲江湖』全7巻読了。こんなに寸暇を惜しんで小説を読み継いだのはいつ以来だろう、というくらいこればっかり読んでいたのですが、でもちょうど一週間かかりました。気がついたら朝の7時という日もあったし、実感と…

「ミステリーズ!」から『笑傲江湖』へ

夜になって、金庸の武侠小説が買い取りでたくさん入ってきました。徳間文庫版が17冊。ほとんどに書泉のブックカバーがかかっていたのですが、外しても外しても金庸で、驚くやらうれしいやら。というのも、ちょうど昨日から同じ作者の『秘曲 笑傲江湖』を読み…

ほおずき千成り市 終了

雨の落ちないほおずき千成り市は8年前にお祭りを再開して以来! 2日間とも予想を遥かに上回る賑わいで、正直たまげました。何より今年は子どもが多かった。あぁ、いい祭りになったなぁと。エスニックチキンライスもおかげさまで完売でした。2日間で340〜350…

仕込みました!

鶏肉は団子坂上の鳥義商店、野菜は向かいの大銀ストアー、お米、調味料はお寺の隣のバンバンバザールにお世話になっています。 鳥義商店では今回は身と皮を別にしてからそれぞれをカットしてくださいという、手間のかかるお願いを快く引受けてくださいました…

さてと

七夕、七夕、今日は七夕、と7/7を書くたびに頭のなかで唱える。雲はきれた。織り姫と彦星の年に一度きりの逢瀬は叶ったのか。重みで笹が折れそうなほどの願いごとがあるよな、ないよな。削ぎ落とすように加齢したい、自分はできるんだと思っていたが、纏っ…

今週はほおずき市だよ!

ぬぬぬ、もう6月が終わってる。いよいよ今週、9日(水)、10日(木)は、ほおずき千成り市ですよ!街のたくさんの人が関わりできあがるお祭りです。昨夜自転車で街を走り抜けながら、あちこちにお馴染みの黄色いポスターが貼られているのを見て、あぁ、誰か…

鬼子母神で古本まつりだ!

本日のイベントですよ! こんなにいいお天気の日曜日は、開通ホヤホヤの東京メトロ副都心線に乗って雑司ヶ谷は鬼子母神までゴー! ほうろうもちょこっと参加させていただいてます。 東京メトロ副都心線雑司ヶ谷駅開業記念祝賀会協賛イベント 〈わめぞ〉の鬼…

「水族かんのん楽市」続報!いよいよ明日からです。

すでにお知らせした通り、いよいよ明日から「水族かんのん楽市」がはじまります。日曜日(8日)までの3日間、水族館劇場開演前の2時間だけですが、限定「水族缶バッチ」に古本、生ビールなどなど、あれこれ取り揃えた楽しい縁日です。これから水族館に行かれ…

こんどの週末は「水族かんのん楽市」も同時開催ですぞ!

というわけで、いよいよ楽日に向けて一直線となる『Noir 永遠の夜の彼方に』最終週ですが、今年は「不忍ブックストリート」も参加して、大団円に向け一緒に盛り上がることにしました。題して「水族かんのん楽市」。金、土、日の3日間だけですが、開演前の2時…

娯楽の殿堂 水族館劇場へようこそ

『Noir 永遠の夜の彼方に』2週目。 演る方も観る方も手さぐりという感があった開幕週にくらべると、相当仕上がってきました。木曜日(6月5日)からの最終週がはじめて、という方も多いでしょうから、あまり立ち入ったことは書きませんが、でも少しだけお話し…

ふたりジャネット

朝から尾久図書館に出勤。自分が8時半から働いているなんてちょっと信じられませんが、まあたまには。雨のため都電荒川線で行ったのですが、完全に朝の通学時間帯。ああいう雰囲気の車内に身を置くのは本当に久しぶりで、高校生たちの眩しいこと。 仕事の方…

文京八中の熱い夜

夜8時、文京区立第八中学校の門をはじめてくぐると、雨のなか煌々と明かりの灯された体育館が浮かび上がっていました。そんななか、いったい何が行われているのかと言えば・・・。 もちろん、卓球です。世は卓球ブーム。ぼくは知りませんでしたが、都内の多…

雑誌「EQ」の10年

1978年に創刊された「ミステリーの総合誌『EQ』」を創刊号から55冊揃いで出しました。元になっているのはもちろん「Ellery Queen’s Mystery Magazine」。そもそも早川書房が持っていた版権が切れ、新たに光文社が日本版を出すことになったようなのですが、裏…

神楽坂のふちがみとふなと

ふと気付くと、シアター・イワトでのふちがみとふなとからもう1週間かあ。このところちょっと惚けていて、文章書いたりする気力がまるで出なかったんですが、これだけは書いておかないと。ほんと素晴らしかったので。 あの日は、場の空気というものがそこで…

ドンベーブックスさん、一箱出店中です

先々週の土曜日から、ドンベーブックスさんの箱がほうろうに並んでいます。一昨年の秋からはじめた一箱古本市の「古書ほうろう賞」もこれで4回目。毎回みなさんお忙しいなか出店くださり、楽しかった古本市の余韻を味わわせていただいています。 さて、今回…

水族館劇場開幕!

『Noir 永遠の夜の彼方に』本日初日。 宮地との予定が折合わずピンで。先週大観音に来た時はまだがらんとした印象だったのに、あれから一週間でこんなに細部までつくり込んだのか。しかも何十年も前から雨風に晒されてそこにあったように我々の目前に現れる…