2010-01-01から1年間の記事一覧

小坂忠、古書ほうろうで歌う

小坂忠さんがほうろうで「ほうろう」を歌ってから、早くも半月あまり。クリスマスも終わり、とうとう大晦日になってしまいました。本来ならばもっと早くご報告すべきだったのですが、思いが強すぎて、何も書けないまま師走は過ぎ去って行きました。あの日ぼ…

『山旅の絵本』中村みつを

『山旅の絵本』中村みつを著 2002年 初版 発行JTB 840円中村みつをさんの本が数冊入ってきました。その中から『山旅の絵本』のきれいな表紙に惹かれて開いてみると、数年前私の夢に出てきた風景が描かれていてびっくり。 田代池から眺めた穂高だそうです。何…

カリプソ文庫@古書ほうろう

「秋も一箱古本市 2010」のほうろう賞、カリプソ文庫さんが、店頭を飾り始めてひと月が経過しました。 今回は、ヨオロッパ帰りの“カリプソ”さん。名前と中身のギャップにまごつくお客さまもいらしたりして、おもしろい箱になっています。 ごく一部をご紹介。…

Jake Tilson

京都書院 ART RANDOM 45 『Jake Tilson』1991 2刷 Editorial director:都築響一 Art director:宮川一郎 2,100円(税込) これもひとつの箱庭ですね。 こんな別室への入口が、店の中、本棚と本棚の間に並んでいるところを夢想してしまいました。大きさは作…

明日、小坂忠さんがやってくる!

いよいよ明日に小坂忠さんのライブを控えソワソワ。今回は立ち見のお客さまもいらっしゃる。みなさまにめいっぱいたのしんでいただけるよううまく進行できるかしらとハラハラ。 http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=58 ひょんな偶然が重なって、…

洋菓子の本など

『TRAITE DE PATISSERIE MODERNE 近代製菓概論』 著者 E.ダレンヌ/E.デュヴァル 発行 日本洋菓子協会連合会 昭和55年 初版函 小口にシミ少 10,000円(税込)第一章 製菓に用いられる主要な物質 oeufs. ウー 卵 本書における卵の分量は、卵の平均の目方に基…

ハト商店

ハト商店新入荷は、絵本『わこちゃんのお手紙屋さん』です。 「おとん、なにしてんの?」 「おてがみをかいとるんや」 「おてがみってなに?」 「おてがみはな、とおくにいるひととおはなしができるんや」そうして、わこちゃんはお手紙屋さんを始めることに…

つるぎ堂 新柄、新商品入荷

荒川の活版印刷屋さん、つるぎ堂さんの新柄ポストカード、新商品ミニメッセージカードが追加されました。 つるぎ堂ブログ http://tsurugido.dtiblog.com/ 明日のよみせ通り「わくわく大感謝祭」にも出店されます。 http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20101…

スウェーデン織 山梨幹子

スウェーデン織 技法と作品 山梨幹子 著 婦人画報社 昭和54年 初版 経年シミ多くあります。本文を読むのには差支えありません。 18,900円 基本織法28種 1.トスカフト 2.リキシディグ・シーペット 3.オリキシディグ・シーペット 4.グースアイ 5.リップスマッ…

定本 レタリングセレクト 360

『定本 レタリングセレクト 360』 高橋 定著 美術出版社 1979 再版 背ヤケ 天経年シミ多 本文問題なし 1,575円 装幀 森 啓著者の高橋 定は明治20年、東京京橋生まれ。青年時代は官庁に勤める傍ら、朝倉文夫、内藤伸の指導で彫刻を修行。関東大震災を転機に勤…

俳句、瑞々しい二冊。

『ききみみ手帖』 村田もも子 著 1,200円(税込) 挿し絵 刈谷サチヨ 装幀・編集 妹工房 志村雪菜著者は、ご両親がやってらした北九州市の古本や檸檬を、ご主人と後を継がれて間もない初々しい古本屋さん、村田もも子さんです。今年の七夕に文庫本サイズのか…

齊藤江湖 はんこ職人の仕事と書展

近江八幡からはんこ職人の齊藤江湖さんがやってきます。 「TOKYOBIKE-GALLERY」「りんごやぎゃらりー」「古書ほうろう」に置いてある、江湖さん手彫りの竹根印をDMに捺印して、会場へ持っていくと先着100名様に贈り物があるそうです! (引き換えは、展覧会…

一箱古本市の箱、店主さん決定!

先日の突然の募集にも関わらず、2名の方からご応募いただきました。ありがとうございます! なんとかもう一箱用意出来そうですので(不思議さんにお借りします)、なんと、二箱で開催します。bukubuku cafeさんは、今春の一箱古本市で古書ほうろう前に出店さ…

一箱古本市の箱、店主さん急募!

春の一箱古本市でお目見えしたトンブリンさん発案、京都ハコバカさん製作の一箱古本市のための一箱。「機能美」を体現しているこのステキな箱を、秋も一箱古本市に向け、いや日常使い用にも、もっと世の中に普及させるべく、デモンストレーションを兼ねて古…

Stand-up Comic ナオユキ・寒空はだか ほうろうでライブ

終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。 この暑い夏を笑ってしめくくりましょう。 【出 演】ナオユキ・寒空はだか関西を拠点に、真綿で首をしめるようなボヤキで笑いを構築するナオユキと、ナンセンスな歌と物語の寒空はだか。スタンダップ…

しのばず店主さんの本棚

昨晩は定休日の店内で、しのばず店主会という名の飲み会がありました。 主宰は絵描き時々踊り子、ハト商店店主のはとちゃん。店主会は誰かが思いついた時に、思いついた場所で開催する、きまぐれな会です。知合い同士なら飲むことはありますが、同じ地域のお…

飛び立つ「古書信天翁」と、「古書ほうろう」のこれから

すでに告知しております通り、古書ほうろうの4人のうち、山崎哲・神原智子のふたり(通称:五号荘組)が、このたび独立します。 http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=35 1998年の開店以来、4人で力を合わせてなんとかやってきましたが、ここで一…

アイリッシュ・ミュージック・デイ、開催します!

好評開催中の「アルテスパブリッシングの本 全点フェア」。そのなかで、ピーター・バラカンさんの『魂(ソウル)のゆくえ』と並んでよく売れている本が、『聴いて学ぶアイルランド音楽』です。 オックスフォード大学出版局から出た入門書を、おおしまゆたか…

アルテスパブリッシングの本 全点フェア 好評開催中! 明日はスペシャル・トーク。

アルテスパブリッシングのフェアをはじめて2週間あまりが過ぎました。 http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=32 一箱古本市当日と重なったことに加え、代表の鈴木茂さんの一箱出店なども相まって、すでにたくさんの方々にご来場いただいています…

緊告!

第10回 不忍ブックストリートの一箱古本市 おかげさまでたくさんの方にお運びいただき、2日間を無事に終えることができました。 場所を提供してくださった地元の方々、一箱の本に楽しさを詰めて参加してくださった店主さん、いろいろ気遣いながらお客さまに…

高山宏 meets 水族館劇場「古書の森の劇場」

来たる5月、今年も駒込大観音に水族館劇場がやってきます。境内に建つあの摩訶不思議なテントのことを思うと今から待ち遠しくてたまりませんが、そんな期待をいやが上にも高めるプレイベントが決まりました。 「綺想の学魔」高山宏 ×「野生のランカイ屋」水…

羽鳥書店まつり、無事閉幕しました。

昨日の大観音での撤収作業をもって、羽鳥書店まつりは閉幕しました。ご来場いただいたみなさま、手伝ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。 あらためて言うまでもなく、気持ちの先走った酔狂な企画でした。それに加えて見通しも甘く、一歩…

羽鳥書店まつりには、たとえばこんな本が出ます<直前版>

ただいま、2月11日午前2時半を回ったところです。大観音での作業を終え、とりあえず店に戻ってきました。300箱分の本すべての値付けは終わりませんでしたが、とりあえず初日を迎えるに十分な量はご用意しました。というわけで、「たとえばこんな本が出ます」…

羽鳥書店まつり いよいよ明日です!

天気予報が芳しくないですが、小雨開催の予定通り準備をすすめています。ただし、本の雨被害を最小限にするため、準備した本を一度にすべて並べずに、順次補充するかたちの縮小版での開催になります。ご了承ください。境内での開催ですので、かなり冷え込み…

羽鳥書店まつり 全貌

羽鳥書店まつりの全貌をご説明しておきます。*1万冊大放出の古本市 羽鳥書店の社長、羽鳥和芳氏のおよそ20年分の蔵書が今ここに! ほとんどの本は、100円、500円、1,000円均一のお値打価格。 どうしても均一にできない高価な本は、屋内通称サロンにて販売の…

「羽鳥書店フェア」も始まりました

いよいよ2月、梅の花もほころび、羽鳥書店まつり開幕まであと10日ほどとなりました。そこで、前祝いをかねて、本日より「羽鳥書店フェア」を開始しました。 先ごろ刊行された『ギョッとする江戸の絵画』をはじめ、これまでに羽鳥書店から出た7冊の本すべてを…

羽鳥書店まつりには、たとえばこんな本が出ます

以下、先週、羽鳥さんのお宅に伺った際、手の届く箱を開けて控えてきたタイトルです。とりあえず100冊ほど。 ただ、文字通り氷山の一角。ここに並んでいる本を目指してというのではなく、ほかにどういう本があるか想像するたねとして眺めていただければと思…

開催決定!羽鳥書店まつり

何ゆえ寒風吹き荒ぶ2月に青空古本市? 1万冊の大放出! 羽鳥書店まつり 2月11日(木・祝) 12日(金) 13日(土) 14日(日) 駒込大観音光源寺境内にて(Google map) 11時〜16時 (小雨・小雪決行) チラシ画像 *1万冊大放出の古本市 羽鳥書店の社長、羽鳥和芳氏の…

虫明亜呂無『ラグビーへの招待』

1975年、平凡社カラー新書。ハイライトは同年の日本選手権、早稲田大学対近鉄戦を描いた「力と技」。35年前の、成人の日の一戦。1月15日に選手権を行う風習がなくなったことを残念に思う。 虫明亜呂無の文章は、こう結ばれる。こんな風にラグビーを書く人は…

真鍋博による、リチャード・マーステン『ビッグ・マン』

本日の装幀大賞!詳細はこちらで。