2006-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を

本年もたくさんの方々に大変お世話になりました。どうもありがとうございます。 来年は、ほうろうにしては珍しく、年明けからお楽しみ企画が目白押しです。みなさまのお運びを心よりお待ちしております。 猛進は不得手ですが、こつこつ精進いたしますので、…

記録的な売上げ

雨、雨、雨。 現在午後8時半を回ったところです。本日ここまで本を買ってくださった方、3人。合計7冊で1722円。レジのジャーナル用紙をたどってみると(ほんの一巻きほどですが)最後のお客さんが12時56分なので、もうかれこれ8時間近く、なーんにも売れてい…

民話の日

上野桜木「遊庵ねこじゃらし」へ『棗田真澄さんの民話ライブ』を観に。 落語のように、棗田さんが高座にあがりひとりで何役もやる民話ライブ、楽しいです。「へたれ嫁っこ」「くらげのおつかい」「三枚のお札」、あと「歳神様のはなし」。昼の部だったので、…

西日暮里発→早稲田経由→千駄木着

宮地と立石書店古本市へ。 欲しい本は何冊かあったのだけど、給料前。ウーンとうなっていたら、外の南陀楼綾繁氏の棚に台湾の雑誌『漢聲』が。とてもお安い、のだけど今の私には懐いっぱいいっぱい。他は棚に戻して、私はこれ1冊購入。 イチローさんに「弟で…

華彩書香

華彩書香(はなやぎ、いろめき、かおりたつ、しょもつ)―――当代中国的書籍設計 竹尾見本帖本店にて 10時→19時 http://www.takeo.co.jp/web/shop/showcase061128.html 南陀楼さん(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20061214)、内澤さん(http://d.hatena.ne.…

年の瀬

一昨日、すなめりさんが大竹展の帰りに来てくださる。三原堂、塩せんべい、あとひきます。ごちそうさまです。 しょっぱなのスクラップブックだけで、かなりぐったりするよねー、とか、いろいろな話を。 東京都現代美術館の地下の美術図書室には、古本すなめ…

『斎藤佳三の軌跡』

斎藤佳三(1887-1955)図案家、作曲家、舞台美術家、演出家、ドイツ表現主義紹介者として知られます。(チラシより) 総合芸術を目指した彼の仕事は、上記の他にも室内装飾、家具デザイン、服飾デザイン、レコードジャケットデザイン…と、とどまるところを知…

「芥川龍之介」作品 読む、踊る、奏る

或日の暮方のことである。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男の外に誰もいない。唯、所々丹塗りの剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男の外にも、雨やみをする市女笠…

 『世界屠畜紀行』出版記念フェア

先日、試作人として作らせていただきました。アザラシの毛皮で作る冊子本(写真)。アザラシって、思ったよりも長い毛で覆われてるんですね。でもって、作業するときの、これまでに触ったことのある陸上動物とはまた違った手触りというか、手応えは、なかな…

ヴァリエテ本六 gallery and books「年末アートフェスタ&冬の古本市」 2006年12月19日(火)〜23日(土)12:00〜19:00 文京区本郷6-25-14 tel./fax. 03-3811-7466オープンして8ヶ月、初めての年末を迎えました。ご愛顧ありがとうございました。ラストウィ…

これも老化現象?

毎日の上り坂で息を切らし、会話では「あれ」の応酬。あぁ若い頃と身体が変ったなーと、つくづく感じる昨今。先日これもまた老化現象のひとつなのか、という出来事が・・・。 って、そんな大げさに振るほどのことではないんだが、ハンガーを引っ掛けたまま通…

旅猫雑貨店、行ってきました。(http://www.tabineko.jp/)初めてなので新庚申塚から都電に乗り、鬼子母神前から歩いてみました。弦巻通りに出て目を凝らすと、紅葉が手招きしてる。お店に入ると、古本と雑貨で構成された旅猫さんワールド。あっちこっち目移…

「芥川龍之介」作品 読む、踊る、奏る

イベントが決まりました。芥川作品の朗読と、踊り、ギターがどのように融合するのか・・・、はたまたしないのか・・・。スリリングな年明けになりそうです。 1914年(大正3)芥川が越してきたことにより田端は文士村となっていったわけですが、期せずして来…

計70冊=50,000円

古本すなめり最終日。昨日の告知も効いたのか、はっきりしないお天気にもかかわらず、すなめりさん目当てと思われるお客さんが何人もいらっしゃり、金額はともかく、冊数では期間中一番売れた一日となりました。そして注目の最終結果ですが、全部で70冊、ち…

旅猫雑貨店と立石書店

不忍ブックストリートに縁のある方々のお店がオープン! 和雑貨と古本のお店「旅猫雑貨店」 「一箱古本市」では、店主として、専従スタッフとして、助っ人として、不忍ブックストリートの縁の下の力持ちとして大活躍してくださっている「旅猫」さんが、雑司…

古本すなめり明日までです!

「古本すなめり」いよいよ明日28日までとなりました。迷って買ってない本がある方、たぶん次にほうろうに同じ本が並ぶことがあっても、すなめり価格では出ませんよ。後悔先に立たず、です。私は、あの本が最後まで残ってたら買うんだ。

ラフン・タフ

定休日ですが、例によって店内で在庫整理とミーティング。出足が遅かったため、あまりまとまった仕事はできませんでしたが、20時に切り上げて、ミカコと渋谷へ。お目当ては、シアターN渋谷で上映中の『ラフン・タフ』。レゲエの源流を探るジャマイカ音楽につ…

東洋大学に仁村徹が

ほうろう史上に残る驚異的なペースで売れていた『モツ煮狂い』ですが、残り1冊となった昨日クドウさんに連絡したところ、早速補充にきてくださりました。こんどは20冊入荷したので、しばらくは大丈夫かと思いますが、まだの方はお早めにどうぞ。 さて、今日…

コミさんの検印

ハヤカワ・ポケミス版のカーター・ブラウンがまとめて入ってきました。うち7冊が田中小実昌訳。ほとんどが初版だったのですが、それを確認するために奥付を見ていったときのこと。 古い本なので、1冊ずつ訳者の検印が押してあるわけですが、ふと思い立ってち…

文庫(ほんとに)新入荷棚

先日告知した通り、今日「古本すなめり」さんが補充にみえました。カメラを持っていなかったので画像はありませんが、今回もなかなかの品揃えです。おすすめは『甘茶ソウル百科事典』。 あと、ぼくは不在でお会いできなかったのですが、加藤千晶さんが来月の…

感謝をこめてここに。

「面白いじゃない。続けてください。」 ブログが今のように盛んでなく、自分のつたない文章を公衆の目に晒す、ということが、楽しかったり、悩ましかったり、「日々録」を始めてはみたものの果たして誰が読んでくださっているんだろうと、あれこれ試行錯誤を…

モツ煮狂い

本日12時半頃、とうとう『モツ煮狂い』が入荷しました。いやあ、うれしいです。とりあえず10冊、著者であるクドウヒロミさん手ずからお持ちくださりました。この本は、クドウさんが1冊ずつコツコツとつくっているものなので、ひょっとしたら売り切れ即補充と…

円頓寺劇場

まず報告から。先週の木曜日、「古本すなめり」さんが3回目の補充に来てくださりました。翌日の金曜に早速4冊売れ、その後も少しずつ売れています。アップした写真は、先ほど撮った今日現在のラインナップ。おすすめはチラリと見えている『中川敬語録』かな…

結城昌治ふたたび

1週間ほど前の買取りのなかに結城昌治の『死者たちの夜』(角川文庫)が入ってました。結城さんは一時かなりハマった作家で、自分ではほとんど読んだつもりでいたのですが、どうもこれは読んでなさそう。ということで、店に出すのを保留にして家に帰ってパラ…

カトリーヌ・ドヌーヴは美しかった。

備忘録。 早稲田松竹。ジャック・ドゥミの『ロバと王女』('70)と『シェルブールの雨傘』('64)、音楽はミシェル・ルグラン。 際モノギリギリこっちの『ロバと王女』、けっこう好みかも。王女カトリーヌ・ドヌーヴが羽織る頭付きロバの皮の、チラチラ見える裏…

養生ツアー

明日の11月7日、江古田BUDDYで、近藤十四郎さんライブあります。対バンは渡辺勝さん。さらなる円熟、磨きがかかったと噂の十四郎さん、お時間ある方は、聴かなきゃ損。ぜひお出かけくださいなー。 ここからは11/3のこと。 珍しく一日のスタートが早かったの…

「TAROUPHO」「INAGUAQUI」

早いです。 10月もあと一日でおしまい。UZO展が終わってウインドウが入れ替わっています。 ご覧のとおり稲垣足穂特集でございます。詳細は10月23日の品出しをご覧ください。個人的には、伊達得夫装幀、左端上段の書肆ユリイカ『稲垣足穂全集』が気に入ってま…

秋も一箱古本市

「秋も一箱古本市」でぼくのハートを捉えた「古本すなめり」のおふたりが、新たな一箱を携え、おみえになりました。ほうろう賞の副賞で、今日から一ヵ月間(11月26日まで)、彼らの箱がほうろうに置かれます。場所は入口すぐ右手、古書モクローの入っている…

秋も一箱古本市

8時起床。ちょっと曇っていますが、お天気は持ちそう。ほんとによかった。頑張っている人を天は見離しません。春、雨に降られたのは、僕たちが「きっと降らない大丈夫」と安易に構え、雨対策をきちんとしなかった報いだったのですよ。中村さん、石井さん、本…

谷中芸工展、あと3日。

こんばんは。 今年の谷中芸工展は、お天気に恵まれてほんとよかったです。昨年、確か一昨年も、週末ごとに豪雨に見舞われ、出歩くのもままならい状態で店にいても寂しかったー。 ガイドを見ると今年は100のエントリーがあるみたいですが、みなさんはいくつ周…