「TAROUPHO」「INAGUAQUI」

早いです。
10月もあと一日でおしまい。

UZO展が終わってウインドウが入れ替わっています。
 
ご覧のとおり稲垣足穂特集でございます。詳細は10月23日の品出しをご覧ください。

個人的には、伊達得夫装幀、左端上段の書肆ユリイカ稲垣足穂全集』が気に入ってます。
インクのような深い青とくすんだ水色の継ぎ表紙で「TAROUPHO」「INAGUAQUI」の文字が押されています。背文字といい、掌に収まるサイズといい、控えめでいて吸い込まれるような美しさがあります。

この日々録を書いている間に、雑誌『太陽』の足穂特集が売れていきました。
写真は、数日前に撮ったものなので、少しずつ状況は変わっていきます。


さて、10月22日のUZOライブの写真を、タグ「UZOlive」 - 古書ほうろうのアルバムにアップしてあります。
プチ動画も撮ったのでそれをアップしようと試みたのですが、わからず断念。

店でデモCDをかけていた段階から、「これなんの音楽ですか?」とお客さんに聴かれることしばしばで、私たちも期待していたライブは、ビジュアル的なオモシロさも加わり、最高に楽しめました。
UZOのメンバーが実際に目の前に居るだけで、私にはもうファンタジーなので、ラジオのアンテナを伸ばして電波をキャッチしながら演奏したり、パン捏ねたり、ってゆうのは、オバさん、どっかの国につれてかれちゃったみたい、でした。
ちなみに、アルバムにある横長の紙は、かなまち京成さんにお願いして撮らせてもらった、彼女の楽譜です。彼女のパートがこれを見れば、一目瞭然、なのです。例えば「たべる・のむ」とあるのは、ぶどうパンとリンゴジュースを、ほんとうにぱくぱくごくごくと、食べて、飲む、というふうに。
店先での青空ライブも、雰囲気に合っててよかったです。
こういうこと云われるの、いやかもしれないけど、田中六大くんをはじめみんなの宇宙を感じたライブでした。

展示を撤去したあとは、なんだか店がさびしくなっちゃった。

(ミカコ)