ほおずき千成り市 終了

雨の落ちないほおずき千成り市は8年前にお祭りを再開して以来!
2日間とも予想を遥かに上回る賑わいで、正直たまげました。何より今年は子どもが多かった。あぁ、いい祭りになったなぁと。

エスニックチキンライスもおかげさまで完売でした。2日間で340〜350食くらいかな。おいしかったよと、わざわざ感想を伝えに来てくださる方がいらして、ほんとに嬉しかったです。どうもありがとうございました。
1日目に家族で来てくれた宮地の友人からは、チキンライスについて的確なアドバイスが。味についてはまた次回への課題ですが、ご飯をもう少しパサッとさせたら?との意見には飯係の宮地がさっそく反応し、2日目はご飯と打っかけのバランスがよくなったと思います。F君、ありがとう。

それから今年一番嬉しかったのは、鶏肉を買っている鳥義商店のご主人もチキンライスを口にしてくださったこと。2日目の肉を引取に伺ったときに「食べたよ、香菜が効いてておいしかったよ。」と。
あとそうだ、境内をポールテントでバザールの雰囲気に一変させた魔術師、Iさん。いつも鶏肉のなくなってしまった最後の残り汁みたいなチキンライスや、見本に出しておいて冷えきってしまったのばかり買ってくれていたのですが、「今年は初めて肉入りチキンライス(笑)を2回も食べられた、やっぱり肉が入っているほうがおいしかった」と、何度も云ってくださった。(泣)
そしてIさんはポスター貼りでも活躍されていたのでした。これまで、お寺の奥さま、バンバンバザールの山田さん、宮地家が挑み打ち破れていた、不落の城W不動産に2枚も貼っていたのもIさんだと判明し、一同の羨望を一身に受けておられました。

裏方としては秋青部のふたりが2日間とも手伝いにきてくれ、段取りすらうまく伝えるゆとりのなかった私に絶妙の距離感で手助けしてくれました。宮地のグチを聞いてくれたり、、苦手な香菜を切ってくれたり、時間通りに開店できたのはまさにふたりのおかげ。いつもほんとに頼りにしてます。感謝。香菜の葉っぱをむしる男ふたりの後ろ姿は、人生をもの語っていました。(お前が云うな、と)

秋青部は秋の一箱に向けて動き始めています。「秋も一箱古本市 / 青秋部 東奔西走の記」で近々発表されると思います。いろいろとおもしろいことを考えているようです。みなさまどうぞお力添えください。

そして満福食堂組のみなさまおつかれさまでした。いつも私は鍋1つ守るのに精一杯で、全然力になれないのですが、今年は今までで一番忙しく、かつ楽しい2日間が過ごせました。どうもありがとうございました。


最後におもしろい話をひとつ。
今回のほおずき屋さんは、水族館劇場今年の公演『Noir 永遠の夜の彼方に』の野外セットだったタイル張りの銀杏堂写真館が使われました。いつものあばら屋風の小屋もすてきでしたが、この写真館が参道に佇む風情はなかなかのものでした。
そして驚くなかれ、お詣りに見えたお年寄りが、「昔はあの写真館で写真撮ってもらったものよねぇ」と呟かれたとか。
ひょっとするとまだ舞台は続いているのでしょうか。桃山さん!

縁の下の力持ちとなってお祭りを支えてくださってる水族館劇場のみなさま、今年もありがとうございました。

お祭りのようすは、「谷根千ウロウロ」さんのブログをご覧ください。

(ミカコ)