いよいよ今週末が本番!!!

7月9日(土)、10日(日)はナンダロウアヤシゲのはじめてのみせばんです。
今夜は、ナンダロウさんと強力助っ人武藤良子さん(あ、バラしちゃった。しのばずくんゴメン!)に来ていただき、店番に備えての研修を行いました。
予め用意しておいたレジュメを元に、レジの説明や、買取りのことなどなど。300均は2冊で500円、3冊だと800円だとか、レジを打ち間違えた場合とか、収入印紙はどうするのか、そんなに売れないから大丈夫だとか…。

ナンダロウさんに店番をお願いをしたのは、2月くらいだったでしょうか。ずっと先のことと思っていましたが、あっという間に本番です。
今年のほおずき市*1はバッチリ週末なので、店を閉めるのはキビシい。どうしよう、と思案していたところ、ふと、ナンダロウさんの顔が思い浮かびました。
ナンダロウさんは開店当初からのお客さんでもあるので、委託品を含めた大まかな品揃えは知っていてくれている、というのと、やはり不忍ブックストリートの発起人でもあるナンダロウさんに、ふだんの古本屋、というのを体験してもらって、どんなふうに映るのか聞いてみたいなぁ、という気持ちが沸々と湧いてきたのでした。

強力助っ人のムトーさんには、ナンダロウさんが声をかけてくれたのですが、「ほうろうがちゃんと機能して、チキンライスさえ食べられれば」とメールをもらった時にはほんとうれしかったです。羽鳥書店まつりの時も前線で「こちらへどうぞー!」とお客さんを迎え入れてくれた姿は忘れません。チキンライスの約束もしたままでした。

レジを打つのは初めてというナンダロウさんにムトーさんなら安心。でもほうろうでのレジ打ちはふたりとも初めてなので、お買い物をしてくださる方は、どうかおおらかな気持ちでお待ちください。
買取りは基本的に預かりになると思います。ご迷惑をおかけしますがご理解ください。

今回のお誘いを快く引き受けてくださった、ナンダロウさんとムトーさんには心から感謝です。よろしくお願いいたします。

今月末まで、「四月と十月」と「港の人」フェアも開催中ですので、こちらもお忘れなく。港の人の本はぜひ手にとって、その造本をご覧いただきたいです。冷房も入れますので、ぜひごゆるりとお過ごしください。

*1:毎年、7月9、10日は観音様の四万六千日の御利益日で駒込大観音光源寺では、手づくりの縁日を開催しています。バブルがはじけてテキ屋さんが来なくなり、いったん途絶えそうになったお祭りをお寺のご家族が、手づくりのお祭りとして復活させました。私たちもほおずき屋にはじまり、ここ数年はお寺の食堂でエスニックチキンライス屋として毎年参加しています。 http://ameblo.jp/hoozuki-sennari/image-10941659726-11326501902.html

【関連イベント】

活版印刷のつるぎ堂、古書ほうろうへ出張 夏


 港の人さんは、活版印刷詩集の自費出版プロジェクトを手がけており、今回のフェアではそんななか作られた本も並びます。そこで、それに合わせ、当店ではおなじみのつるぎ堂さんに活版印刷ワークショップをお願いしました。この機会に、ぜひその楽しさに触れてみてください。

 使用するのは、蝶番式プラテン小型活字版印刷機で、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部製の「アダナ・21J」です。
 アダナ印刷機というのは元々イギリスで造られていましたが、活版印刷の衰退で製造元が閉鎖されたため、現在は朗文堂/アダナ・プレス倶楽部が引き継ぎ、改良を加え製造してるそうです。

  ・7月21日(木)昼の回 14時〜/夜の回 19時半〜
  ※要予約 費用 3,500円(材料、印刷費込み)
   お申込みはお電話かメールにて承ります。
   03-3824-3388
   e-mail:horo●yanesen.net(●→@)件名は「7/21 つるぎ堂」で。
  ・昼、夜ご希望の回と、お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください。



活字(平仮名、片仮名、アルファベット、記号)を使って2行分の版を組み、4.5cm×13cmの栞を作成します。台紙は写真の5種類と無地から20枚お選びいただけます。印字の色は写真は黒ですが、当日はダークブラウンになります。
使用する活字は、5号(*10.5ポイント)です。一行に平仮名でおよそ18文字くらい組むことができます。
*ポイント数の目安ですが、Macなどでは12ptくらいになるそうです。

  • ワンコインで活版印刷体験 講師 つるぎ堂 多田陽平

  ・7月17日(日)、18日(月・祝) 各日15時〜18時 終了しました

追記 7月17日のようすをアップしました。⇒(

「四月と十月」と「港の人」フェアが始まっています!


四月と十月文庫1
『えびな書店店主の記』刊行記念
「四月と十月」と「港の人」フェア 6/26(日)〜7/31(日)/古書ほうろうからのお知らせ - 谷根千ねっと「四月と十月」と「港の人」フェア
2011年6月26日(日)〜7月31日(日)

※水曜定休
※7月24日(日)はイベントのため17時までの営業、7月28日(木)は臨時休業となります。

フェア詳細はこちら→(

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仙台に持って行く本 その2

仙台の一箱古本市では、「一箱古本市の箱」に本を並べます!
で、「一箱古本市の箱の中に箱の本シリーズ」を、4冊だけで、秘かに、小さく展開します!

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仙台の一箱古本市に出店します!

2年越しの夢が叶い、今週末、いよいよ仙台の一箱古本市に出店します。

Sendai Book Market 2011 一箱古本市
http://bookbooksendai.com/2011/bookmarket.html

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震災後、初めてのライブ。音楽の力。

 今朝出勤してツイッターを眺めていたら、こんな記事が紹介されていました。

「音楽もライフライン」 青森の礼拝堂で無料ライブ日本経済新聞


 山口洋さんの「音楽はある種の人にとってはライフライン。切ってはいけない」という言葉に強く共感するとともに、昨日の「旧安田邸の音楽会」のことを思いました。

 昨夜、渋谷毅さんのピアノと小川美潮さんの歌はまっすぐ心に突き刺さって、特に「On the Road」のイントロを聴いた瞬間に流れだした涙には、自分でもとても驚きました。そして、気持ちの昂りを抑えられないまま聴いた「窓」

 二十歳前後のさまざまな思い出がつまった曲を久しぶりに目の前で聴いたということも、もちろんあるでしょう。でも、それだけだったら、あんなふうに涙が溢れ出したりはしないはず。この10日あまり、「被災された方はもちろん、東京で暮らす人のなかでも自分はへこたれてない方だ」と思っていましたが、想像以上にダメージを受けていたのですね。そして、そんな心のなかで押しとどめられているものを溶かし、和らげる力が、たしかに音楽にはあるのだと、確信しました。

 
 さて、明日は、古書ほうろうでも、震災後初めてのライブがあります。先ごろ出た『関口良雄さんを憶う』の復刊を祝してのイベントです。

『関口良雄さんを憶う』復刊記念 西海孝×関口直人 ライブ

  • 日にち 3月23日(水)
  • 時間  19時開場/19時半開演
  • 出演  西海孝 関口直人
  • 入場料 2000円(飲み物持ち込み可)


『昔日の客』『関口良雄さんを憶う』の2冊に込められた多くの人たちの思い、それを復刊した夏葉社さんの気持ち、さまざまな巡り合いを経てたどり着いたイベントで、そういった意味で特別な場になるのは間違いありません。ただ、そういう物語とは別に、一つ一つの曲が持つ力、直人さんの詞や西海さんの声が、ぼくたちの心にまっすぐ届く、そんな夜になるのではと思っています。予定通り開催すべきかどうかを相談した際、「こんな時だからこそ、ぜひ歌いたい。入場料は義援金に」と言ってくださったお二人の気持ちを、しっかりと受け止めたいです。


 これを読んでくださったみなさん、もしお時間がありましたら、ぜひご来場ください。19時半開演です。

(宮地)


一籠CD市 フライデーDJナイト

 明日20日まで、古書信天翁と当店の2会場で開催中の一籠CD市
 昨晩は会期中のイベントとして、12日の信天翁に続き、店主さんたちによるDJナイトの2回目を夜のほうろう店内で開催しました。いやぁ、たのしかった!閉じてた耳の穴が開いたようでした!

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