明日、小坂忠さんがやってくる!
いよいよ明日に小坂忠さんのライブを控えソワソワ。今回は立ち見のお客さまもいらっしゃる。みなさまにめいっぱいたのしんでいただけるよううまく進行できるかしらとハラハラ。
http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=58
ひょんな偶然が重なって、〈古書ほうろう〉の名前の由来、「ほうろう」を歌っている、小坂忠さんにライブをしていただくことになりました。
偶然の超本人は、宮地の学生時代の友人です。「たまたま旅の同行者となった忠さんのマネージャーさんから新譜のインストアライブをする場所を探していると聞いたので、古書ほうろうをのことを喋ったら、興味持ってくれたよ。どうする?」10月の後半にもらった、こんな電話から始まりました。
間を置かずに話は決まり、驚きすぎてぼんやりしている私たちのところに、実行委員やるよ!と、彗星のごとく現れたのは、ご主人のお仕事の関係で忠さんとも面識があり、芸工展の実行委員もされている、谷中の土屋淳子姐さん。あれよあれよという間にマネージャーさんに会いに行き、私たちの元へはエクセルでつくられた企画書が送られてきました。ふ〜は〜と、相変わらずぼんやりしている私たちに、忠さん側から、新譜『Christmas carol』に合わせてのケーキ付きにしたいとの希望があることなど、ひとつひとつ丁寧にやるべきことを洗い出してくれました。そんなこんなで、さっそく仰木ゆずこちゃんにお願いのメール。写真は谷根千ウロウロさんにお願いすることに。音響はミュージシャンのYASKIさん、Chieさん、照明はYASKIさんのアルバムデザインなども手がけるOSAMUさん、映像記録はR.Kさんに土屋さんから依頼。段階を踏んだ受付け方法なども詰めていく。
この日のためのすてきなチケットは土屋さん製作。(まだ手にしてない方のためにどんなものかはナイショです)出来上がったブツを、土屋家総動員で、クリスマスシールを貼り、袋詰めして、さらに予約一覧表まで添えて届けてくださりました。
当日スタッフは、青秋部、吉上さんご夫妻にお願いしました。青秋部といえば忘れられないのは一年前の横浜での小坂忠さんのライブ。終演後、会場に出てきた忠さんに「千駄木にほうろうという古本屋がありますよ。」と声をかけたのは、もちろんK子さん。居合せたたけうま書房さんのツイッターで様子を店番しながら知る私たち。あの時はまさか一年後にこんな運びになるとは誰ひとり予想もしなかったはず。
そんなこんなで、たくさんの方にお力をお借りして、明日を迎えようとしています。たまたまこのタイミングで決まったライブですが、山崎、神原と一緒にやってきたほうろう四人時代があったからこそだと思っています。そして、ご予約してくださった方々が、みなさん一緒に喜んでくさったのが、何より嬉しいです。
あ、ひとつ残念なのは、偶然の超本人が海外出張で来られないこと。彼の分もたのしまなくちゃ。
写真は、土屋家二十年モノのツリーをお借りし、小坂忠さんの新譜『Christmas carol』、赤ジャケットの『HORO』、『HORO 2010』の青ジャケットのミニチュアを作って飾りました。
立ち見の当日券を若干発売する予定ですが、ステージが見えない可能性もあります。
12月11日(土)追記 土屋さん特製チケットはこちら。CD『Christmas carol』のタイトルと忠さんサインの箔押し、裏面にはなんと古書ほうろうのロゴと日付けが入っています。
一箱古本市の箱、店主さん決定!
先日の突然の募集にも関わらず、2名の方からご応募いただきました。ありがとうございます!
なんとかもう一箱用意出来そうですので(不思議さんにお借りします)、なんと、二箱で開催します。
bukubuku cafeさんは、今春の一箱古本市で古書ほうろう前に出店され、南陀楼綾繁賞を受賞されました。電子書籍とは、古書ほうろうにとって未開拓分野です。この機会に勉強しまっす。
つぐみ文庫さんは、これまで一箱古本市にはお客さまとして来てくださっていたそうです。といっても、みちくさ市には参加されたことがあります。新たな事にチャレンジ、ということでお申し込みくださいました。
- つぐみ文庫 (9月10日からスタート)
女性向きの雑貨、旅や散歩の本。絵本。小説。手作りのブックカバーもあります。
つぐみ文庫日記:http://d.hatena.ne.jp/appelsiini/
左写真、下段中央の緑色のが、電子書籍、です。
(写真は9月9日に撮影)
- BUKUBUKU CAFE (9月13日からスタート)
「The Smell of Paradise Nowhere and Things」
どこにもない場所に連れて行ってくれるような匂いのする良質な外国文学を中心に展開。
「電書フリマ」というイベントに参加した際に製作した「ぐるぐる大回転」という自作の電子書籍の小説や今冬発売予定の電子書籍「The Smell of Paradise Nowhere and Things」のために作ったTシャツ音楽のCDも販売したいとおもっております。
bukubuku cafe:http://bukubukucafe.blogspot.com/
twitter:http://twitter.com/kamoshidaa
趣の違う二箱が並びます!どうぞよろしくお願いいたします。
Stand-up Comic ナオユキ・寒空はだか ほうろうでライブ
終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
この暑い夏を笑ってしめくくりましょう。
【出 演】ナオユキ・寒空はだか
関西を拠点に、真綿で首をしめるようなボヤキで笑いを構築するナオユキと、ナンセンスな歌と物語の寒空はだか。スタンダップコミック2人、ほうろうで喋る。
日時:2010年8月 27日(金)19:30〜(開場19:00)
会場:千駄木・古書ほうろう 文京区千駄木3-25-5料金:¥2000 ※桟敷席(椅子席もございます。)
予約:お電話かメールで、古書ほうろうまで。
03-3824-3388
horoあyanesen.net
(メールでお申込みいただく場合は、あ→@に変換し、タイトルを「ナオユキ・寒空はだか 予約」でお願いいたします。お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)
アイリッシュ・ミュージック・デイ、開催します!
好評開催中の「アルテスパブリッシングの本 全点フェア」。そのなかで、ピーター・バラカンさんの『魂(ソウル)のゆくえ』と並んでよく売れている本が、『聴いて学ぶアイルランド音楽』です。
オックスフォード大学出版局から出た入門書を、おおしまゆたかさんが翻訳し、さらに独自にオリジナルCDを付けるという、大変手のかけられたこの本。具体的な内容や出版までの経緯についてはアルテスさんのサイトやおおしまさんのブログに詳しいですが、会社設立時から刊行を予告していたというだけあって、アルテスという出版社の精神をとてもよく体現している気がします。取っ付きやすいのに奥行きがあるんですよね。
そんな、フェアのことを知らずにみえたお客さんも思わず手に取ってしまうこの本を、もっと多くの人に知ってもらおうと急遽企画されたのがこのイベント、「アイリッシュ・ミュージック・デイ」です。本と同様、「これから聴こう」という人にも、「好きで好きでたまらない」という人にも、ともに楽しんでいただける内容となりました。急な告知ではありますが、音楽好きの方々のご来場をお待ちしております。5月23日(日)です。
2010.5.23 アイリッシュ・ミュージック・デイ at 古書ほうろう
東京芸大の学生のみなさんによる演奏
15時〜 入場無料
店先での青空ライブ(雨天の場合は店内)。『聴いて学ぶアイルランド音楽』に登場する曲も交えながら、それぞれにユニークな楽器の響きとそのアンサンブルをお楽しみいただきます。座って耳を傾けるもよし、踊りながら聴くもよし。いい気分になったなら、投げ銭、おひねりなどもぜひ!
おおしまゆたかさんとともに、アイルランドのうたを聴く
16時〜 入場無料
こちらは店内で。こんどは「うた」に焦点が当たります。おおしまさんのレクチャーを受けながら、アイルランド音楽の真髄に迫る1時間。とは言っても決して堅苦しい講義ではなく、たっぷりご用意したギネスやキルケニーを傾けながらの、寛いだ時間になることでしょう。珍しい音源もかかるようで、とても楽しみです。
また、特筆しておきたいのは、当日の再生装置。神田須田町のオーディオ・メーカー「ボザール」さんの協力を得て、タイムドメインスピーカー「Jupity301」が古書ほうろうで鳴ります。アルテスの木村さんも衝動買いしたという魅力的なサウンドを、合わせてご堪能ください。
メインの催しは以上2つですが、この日の店内はそれ以外の時間もずっとアイルランド音楽。選曲は当然おおしまさんで(上記レクチャー・コーナーとのダブリ曲なし)、スピーカーももちろん「Jupity301」。
晩春の日曜日、みなさまあれこれご予定おありでしょうが、もしちょっとでもお時間空きましたら、ぜひお立ち寄りください。逆に「その日は暇だよ」ということであれば、11時の開店から20時の閉店まで、ずっといていただいてもかまいません。くどいようですが、アイルランド・ビールもありますよ!
(宮地)
アルテスパブリッシングの本 全点フェア 好評開催中! 明日はスペシャル・トーク。
アルテスパブリッシングのフェアをはじめて2週間あまりが過ぎました。
http://www.yanesen.net/horo/info/detail.php?id=32
一箱古本市当日と重なったことに加え、代表の鈴木茂さんの一箱出店なども相まって、すでにたくさんの方々にご来場いただいています。アルテスさんの本も期待以上に売れてますし、多くの新しい出会いもありました。とは言えまだ全体の3分の1が過ぎたばかり。一箱古本市の喧騒が去った今日からが新たなスタートと心得、滞りがちだった品出しにも精を出すつもりです。ここでも順次アルテスの本を紹介していきますので、どうぞご期待ください。
さて、そんなリスタートを飾るにふさわしいイベントが、いよいよ明日開催されます。片山杜秀さんと川本三郎さんをお迎えするという、ちょっと信じられない一夜。なかでも川本さんはぼくの嗜好に多大な影響を及ぼした方。初めてお目にかかる日を前に、早くも緊張気味です。明日の本番では、たとえば日本映画についてのディープな会話なども伺ってみたいですが、俎上にのぼる話題がなんであれ、好きなものとの付き合い方についてのおふたりの言葉に耳を澄ませたいと思っています。
偏愛談義「古書も映画も音楽も」
片山杜秀(音楽評論家)× 川本三郎(評論家)
『音盤考現学』『音盤博物誌』で世を驚かせ、新刊の『クラシック迷宮図書館』2冊も好評の片山さんと、ごぞんじの評論家・川本三郎さんの初顔合わせが実現しました。幅広いジャンルに旺盛な好奇心で取り組んでいるという点では似たもの同士のお二人ですが、さてはてどんな話が飛びだすのか、お呼びしたわたしたちも楽しみです。
- 日にち 5月11日(火)
- 時間 18時半開場/19時開演
- 入場料 1000円
*まだ若干お席に余裕がございます。ご予約はお電話で、03-3824-3388 まで。
アルテス・フェアのことを、もう少しだけ。
昨晩のこと。旧安田邸での演奏会のあと、渋谷毅さんと平田王子さんを囲んでの打ち上げがここで行われました。その際、アルテスの棚をご覧になった渋谷さんが「この店は古本屋じゃないの?」と、不思議そうに仰ったことが印象に残ってます。自分にとって今回のフェアはとても自然な流れで実現したのですが、やっぱり古本屋で新刊のフェアをするというのは、まだ見慣れない光景なのだなとあらためて感じました。そのあたりの経緯を、フェアに合わせてつくったリーフレットに記しました。以下転載しますので、よかったら読んでみてください。
フェアの開催にあたって
「アルテスパブリッシング」という名前の出版社の存在を知ったのは 2007年の夏の終わりで、多くの人同様『村上春樹にご用心』ででした。「内田樹の研究室」でそんなタイトルの本が出ることを知って、ちょうど来店していた往来堂書店の笈入店長と「ねえ知ってる?」「で、どっから出るの?」「えっと、アルテスってとこみたい」なんて会話をしたことを憶えています。やがて書店に並んだその本は、内容もさることながら「雪かき」をテーマにした装幀にガツンとやられ、「いい本つくるなあ」と感心したわけですが、その時点ではまだ「センスのいい新しい出版社ができたんだ」という認識でした。
つぎに「アルテス」の名前を見たのは、それから半年ほど後。古くからの常連さんが興奮した面持ちでレジにやってきて、こう教えてくださったときのことです。
「ピーターさんの『魂(ソウル)のゆくえ』が復刊されてましたよ!」と。
ともかく音楽が好き。でもって活字中毒。当然、音楽について書かれたものもそれなりには読んできましたが、そのなかでもこの本は特別です。絶版状態が続いていることを苦々しく思っていたこともあり、すぐに「その素晴らしすぎる出版社はどこだろう?」と調べてみたら・・・。そこは『村上春樹にご用心』の版元で、なおかつ「音楽を愛する人のための出版社」。いやあ、びっくりしました。
それ以降は勝手にシンパシーを抱いているような状態。たとえば油井正一『ジャズの歴史物語』の復刊に「こんどはそう来たか!」と叫んだり、片山杜秀さんの吉田秀和賞受賞の際には「よかったなあ」とうれしくなったり。でもこの冬のはじめ頃、そんな一方通行な気持ちに劇的な変化が訪れます。間を取り持ってくれたのは、ツイッター!(笑)。アルテスの代表・鈴木茂さんと会話のようなものを交わすうち、「来年の一箱古本市の時期にフェアがやれたら」という思いがふつふつと湧いてきてしまい、結局一度お会いしただけで実現することとなりました。好きな版元の全点フェアということでは、編集グループSURE、羽鳥書店に続く第三弾となるのですが、共通の知人や地縁をきっかけにしたそれらと違い、こんどはこれから関係を築いていくまったく新しいケース。今後の古書ほうろうにとっての試金石となることは間違いなく、身の引き締まる思いです。
次ページに掲載した既刊一覧をご覧いただけばわかるように、アルテスさんの出してきたものは、もちろんほとんどが「音楽についての本」です。でも、決してそれだけではなく、「音楽が別の世界への扉となるような本」が多いのが特徴。もう一人の代表・木村元さんは、創業間もない頃のブログに「音楽のような本をつくりたい」「その本を読むことじたいが、なにかよい音楽を聴いたときと同じような体験をあたえてくれる――そんな本をつくれたら」と書かれていますが、まさにそういう気持ちが伝っわってくるラインナップだと思います。そんなアルテスの本を、この機会にぜひ手に取ってみてください。きっと新しい出会いがあるはずです。
(宮地)
高山宏 meets 水族館劇場「古書の森の劇場」
来たる5月、今年も駒込大観音に水族館劇場がやってきます。境内に建つあの摩訶不思議なテントのことを思うと今から待ち遠しくてたまりませんが、そんな期待をいやが上にも高めるプレイベントが決まりました。
「綺想の学魔」高山宏 ×「野生のランカイ屋」水族館劇場
昨夏、演劇博物館での企画展で相まみえた両者が、古書ほうろうにてふたたび激突します。一夜限りの饗宴をお見逃しなく!。
詳細は→ http://suizokukangekijou.com/information/
- 日時:2010年3月20日(土)
16:30 開場
17:00 さすらい姉妹「谷間の百合」上演
18:00 高山宏講演会
- 会場:古書ほうろう(文京区千駄木3-25-5)
- 料金:1,500円(予約制、定員50名)
- 予約:2月28日(日)正午より 電話、またはメールにて承ります
古書ほうろう 03-3824-3388
horo@yanesen.net
(お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)