民族音楽の本、たくさん出しました


 この年末年始は(ってもう2月だけど)例年になくたくさんの本を買ったのですが、今日はそのなかから音楽関係がごっそり入っている箱を開けました。音楽といっても、民族音楽と現代音楽についてのものがほとんどで、必要とする人は相当限られているわけですが、うちの棚にはいつも並んでいてほしいタイプの本たちなので、しばらくはここでゆっくりしていただこうと思ってます。
 ただ、まあ、永久に、というわけにもいかないので、今回は全点「本日の品出し」にアップして、次のあるじを気長に探すことにしました(いつもは出たばかりのものや入手しやすいものは省くのですが、今回は全貌が見えた方が面白い気がしてそれらも載せました)。一日で掲載するには量が多いので、今日はそのなかから広い意味で民族音楽に含まれるものを。詳細はこちらをご覧ください


 写真は、そのなかで、もっとも装幀の良い1冊。もっとも状態が悪い1冊でもあるのですが、まあこういう本は文芸書などと違って実際使ってナンボのものですから、その辺はそれほど気にならないのでは。というか、民族楽器に興味以上のものを持っている人なら、その分安くなっているので大変お値打ちかと思います。アジア各地のさまざまな楽器が、ひとつひとつ写真と詳細な図入りで紹介され、譜面とともに演奏方法やその起源が解説されています。難点を挙げれば、ほぼすべて英語であるということですが、これも、ぼくにとってはそう、というだけでしょうし。

 ほかにも、中国雲南地方のうたを集めた譜面(楽器のグラビア頁もあり)や、チベットあたりで瞑想などに使われる仏具シンギング・ボールについての本など、ページをパラパラめくるだけでも面白いものがいろいろあります。ご来店の際は、ぜひ手に取ってみてください(冊数が多いため、新入荷棚ではなく、音楽の棚に直接並べました)。

(宮地)