二夜連続ライブ 第一夜「上野茂都一人会」

 来週の金土は、いよいよ10年ぶりの二夜連続ライブとなります。まず初日は上野茂都さん。

上野茂都一人会 霜月千駄木ほうろうの巻

  • 日にち 11月27日(金)
  • 時間  19時開場/19時半開演
  • 木戸銭 2000円(飲み物持込み可/ささやかなおつまみ付き)

プログラム
 一、弾き語り(オリジナル曲を細棹三味線にのせて・・・)
 二、読み語り(講談でもなく朗読でもない・・・)


 ぼくが上野さんのことを知ったのはわりと遅くて、5年くらい前、高円寺のコクテイルでのチラシを見たのが、たぶん最初。そのとき周りにいた人々が「あっ、上野さんのライブだ」と話しているのを聞いて「上野さんって誰だろう」と思ったことを憶えています。「すごくいいんだよ」とみなさん口を揃えて仰るんだけど、どういいのかは誰も教えてくれないという。でも、こうして自分が上野さんの紹介をしようとすると、その理由がわかります。
 例えばこんなふうに説明することならできます。曰く「細棹三味線でオリジナルの唄を歌う」「ちょっとした日常を綴った歌詞に何ともとぼけた味わいがある」「なによりただ話をしているだけで独特のおかしみが」「鈴木常吉らとのつれれこ社中では忌野清志郎とも共演」「彫刻を専門とする美術家でもあり、武蔵野美術大学で教鞭をとる」「山田勇男監督の作品数本に主演」などなどなど。でも結局こういう話をどれだけしても、肝心なところは伝わらない気がするのです。  
 なので、ちょっと反則ですけど、下の動画を一度ご覧になってみてください。上野さん自ら告知しているので、公認のものなのだと思います。ホームグラウンドのひとつ、武蔵小山againでのライブ。

 


 ぼくも本当に好きになったのは、実際にライブに足を運んでからのことです。そして「自分の店でも」と心から思いました。間を取りもってくださった興居島屋の石丸澄子さんには以前からお誘いを受けていましたし、過去にうちで演奏してくださった、ふちがみとふなとのお二人や、加藤千晶さん、寒空はだかさんらとも共演されているせいか、「ほうろうでやるの初めてじゃないよね」なんていうお客さんもいるぐらいですが、正真正銘これが初めて。誰よりも自分が楽しみにしています。

 ご予約はこちらから。今年出た9年ぶりのアルバム『めしのしたく』も店頭にて好評発売中です。

(宮地)




 澄子さんがつくってくださったチラシ→