ハードスタッフ・ナイト

 楽しかったハードスタッフ・ナイトからちょうど1週間。店の中にはあの日の余韻がいまだに漂っています。好きになったものをずっと好きでいることは案外難しいことなのですが、そうあり続けることの大切さと喜びをあらためて教えてもらった夜でした。
 本編での小西さんの話はもちろんのこと、打上げの席での美川俊治さんがまた強烈で、自分のバンド(インキャパシタンツ)についての「ともかく続けていくこと。経済的な基盤を別にきちんとつくり、かつ練習しない(=無理はしない)こと。そうしていれば必ず良いことがある」という台詞は印象的でした。大手銀行員のかたわらノイズ・ミュージシャンとして毎年海外公演までする美川さんや、やはり公務員として働きながら「ハードスタッフ」を続けてきた小西さんのような行き方は、自分にはそもそもできなかったに違いないのですが、まあそれはそれとして、趣味と仕事をごっちゃにすることを選んだ以上、自分はその線で、そこだからこそできることをやっていかなきゃ、と思いも新たに心昂る毎日です。だから、というわけでもないのですが、今日はぼくがずっとずっと愛してやまない作品を紹介させていただくことにします。