那覇の小さな古本屋「とくふく堂」

 店に戻ってしばらく経った16時半頃、南陀楼さんに連れられて、徳沢達哉さんが来店。那覇牧志市場の前にある古本屋「とくふく堂」のご主人です。キャッチコピーは「日本で一番狭い古本屋」で、実際畳一畳分ほどの店舗なのだそうだけど、そんなに狭いのにトークイベントなどもされていて、「どこでするんですかと」と訊くと「店の前で車座になって」と新聞記事を見せてくださる。おお、これは愉快。いしかわじゅんが地べたに腰を下ろし楽しそうに微笑んでます。
 今日は、もうすぐやはり店先で開催する「日本一小さな一箱古本市 in とくふく堂」のことで、南陀楼さんにご挨拶にみえたそうです。以前ほうろうにも来てくださったボーダーインク新城和博さんが店主として一箱、あと南陀楼さんがゲストとして箱のみ参加の計2箱。今後も希望者がいれば開催するそうなので(旅行者でも可)、ぼくもこんど沖縄に行くときは、一箱出させてもらおうかな。市場を歩く人たちを相手に、道ばたに座って何かを売る機会なんてまずないし、これはきっと楽しいですよ。久しぶりにPeaceにも顔を出したいし、一箱が終わったら何が何でも沖縄へ・・・、行けるのだろうか。
 ともかく、徳沢さん、とてもおもしろい方なので、みなさん沖縄へ行かれる際には、ぜひお立ち寄りください。


 その後、19時ちょっと前には、Sさんも来店。地元にお住まいの古くからのお客さまで、一箱古本市にも参加してくださっている方なのですが、この秋の谷中芸工展の古書ほうろうでの催しについて、素晴らしい提案を受けました。もし実現したら、これはうれしいなあ。
 ひと通りお話したあとは、きのう芸大で行われた(急遽来日がかなわなくなった)アントニオ・ネグリのイベントの様子*1を聞かせていただいたり、あと、ワーカーズコープの法制化*2の動きについても教えていただきました。

(宮地)

*1:田中泯や木幡和枝のことなど

*2:これはぼく全然知らなかったです。勉強になりました。