庫田叕のことをもっと知りたい


 おととい出した本

 内容的にはどうってことない気がするし、装幀もいまひとつだなあ、なんてことを思いながら、グラシン紙を巻くためカバーを外すと、なかからこの素敵なデザインが。「カバーを外すと!」という展開は、ときにはあるのでそう驚くには値しないのですが、そういう場合、たいていカバーにもそういうムードがあるんですけどね。これにはそういうものを感じなかったので、ちょっと得した気分。

 装幀は、庫田叕。前にも書きましたが東京創元社からの最初のバルザック全集を手がけた方です。この人のセンス、ほんと好みだなあ。でも、不勉強にして、ほかにどういう仕事をされているのか全然知らない。一度ちゃんと調べて、またご報告できたらと思います。

(宮地)