不忍ブックストリートに猪

寒いです。自転車に乗ってると、氷に顔漬けてるみたい。

不忍ブックストリートの用事があって、夕方根津のコムムさんへ向かった。
笑顔で迎えてくれた奥さまの後ろから、「○△□、見る?」とご主人の声。
えっ?と聞き返すと、手に持ったビニールの中に猪の頭。
見る見る!と、目の前まで持ってきていただき観察。
鼻頭や鼻筋なんかをちょっと触ってみたり。
知り合いの方が仕留めたてを持ってきてくださたのだそうだ。
そうか、鼻なんか柔らかくて今にもブヒッと(啼くのかわからないが)動きそうだし、首からのぞくお肉はとてもきれいな色でおいしそう。
思いがけない展開に、どういうメニューになるのかとか、どこの猪かとかすっかり訊くのを忘れてしまったが、写真は一枚撮らせていただいた。


で、食がらみでもうひとつ。というか飲で。

先日十条にあるギャラリーカフェFINDで開かれたYAMA COFFEEの珈琲教室に行った。
最近はすっかりサボって、家ではインスタント、おいしい珈琲が飲みたいときはやなか珈琲でテイクアウトにしている自分に、ちょっと活を入れてみるかと。
コーノ式という円錐形のドリッパーを使うのははじめて。
ネルとペーパーのよいところを活かした器具なのだそうだ。
いただいてみると、これまで飲んだきた珈琲よりも、ゴン、という強さを感じた。
テーマは「すきなコーヒーを見つけよう」ということだったのだが、先ず、淹れる人によって同じ豆でも味が全然違うのだ。私が淹れるとなんかキーンという味がして、あまりおいしく入らない。ポットからお湯を細く出すことに気を取られ(でもボトボトと出てしまうんだが)、先生の云われた「気持ちをこめる」までには修行が必要のようだ。
4名の参加者と先生の5人でいろいろな豆で淹れて飲み比べてみたり、自分で味の想像をしてブレンドしたり、楽しくてあっという間に時間になってしまった。お土産に好きな種類の豆までいただいた。私はブラジルとマンデリン。うまくいけば、自分好みになりそうな気がして。

YAMA COFFEEさんは出張珈琲などもされているそうです。おいしいですよ。
ほうろうにも来ていただけたらいいな、と思うのだけど、うちは設備がなぁ・・・。

(ミカコ)


ミカコが猪に遭遇する数時間前、ぼくは狸坂をのぼってファーブル昆虫館「虫と詩人の館」へ行ってきました。こんどの一箱古本市のことで、奥本さん、木村さんと、あれこれご相談。またひとつ、楽しみが増えそうです。

(宮地)