水族館劇場、古書ほうろうに現る!

 定休日。

 16時に、中原蒼二さんと、水族館劇場の真生雲母さん、鈴木都くんがお見えになって、こんどのイベントの最終調整。中原さんとのメールのやり取りである程度できあがっていた大枠に、具体的な当日の進行や、機材のこと、打ち上げのこと、そして事前の告知などを、ひとつずつ肉付けし、確認していきます。1時間ほどで終了。これでいよいよみなさんに発表できます。ほうろうとしても、とても誇らしく、楽しみなイベントです。定員が少なめですので、お早めにご予約ください。

(宮地)

水族館劇場、古書ほうろうに現る!


 古書ほうろうに、水族館劇場がやってきます。

 水族館劇場がはじめてこの地に姿をあらわしたのは、8年前の春のこと。以来、毎年5月になると、団子坂上駒込大観音境内に、巨大なテントが現出することとなりました。そのあやしげな建物のなかに一歩足を踏み入れると、そこは細部までつくり込まれた見世物小屋の世界。そしてそんななか繰り広げられるスペクタクルな劇。降り注ぐ、水、水、水。

 地元の人はもうみなさんご存知ですよね。遠方にお住まいの方も、ほうろうのお客さまならご覧になられた方もたくさんいらしゃるでしょう。

 でも、この劇団の持つ魅力を考えると、まだまだ足りません。もっと多くの人に、彼らのことを知ってもらいたい。今回のこの企画は、そんな気持ちから生まれました。

 といっても、もちろん、ほうろうの軒先にテントを組んだり、店内を水で溢れさせたりはできません。そこで、毎年年末年始、彼らが寄せ場の路上で演じている「さすらい姉妹」での公演をしていただくことになりました。演目は『鞍馬天狗』です。

 また、今回はさらにもうひとつお楽しみが。不忍ブックストリートの仲間で『世界屠畜紀行』の著者である内澤旬子さんと、水族館劇場の作・演出を手がける桃山邑さんとの対談です。生きた動物や鳥を毎回必ず登場させる桃山さんと、世界各地の屠畜現場をつぶさに見てきた内澤さん。きっと興味深い話が展開されるにちがいありません。

 5月に大観音で初日を迎える野外公演『Noir 永遠の夜の彼方に』を前に、「もちろん行くに決まってる」という方には別の魅力を発見する、「そんなの知らない」という方には素晴らしい出会いとなる、そんな一夜となることでしょう。みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。

  • 日時:2008年3月19日(水) 

    開場 18:30/開演 19:00(終了予定時間 22:00)

  • 料金:1500円(簡単な打ち上げつき)
  • 定員:40名(要予約)


演目 
 第1部 さすらい姉妹『鞍馬天狗

  作演出 桃山邑

  出演 

  千代次

  臼井星絢
  赫十牙
  山谷玉三郎

  真生雲母
  増田千珠
  絲月繭
  上山薫

  音楽◎マディ山崎
  音響◎鈴木都

 
 第2部 対談「いのちを屠るということ──やさしさ、について」  
  内澤旬子(イラストルポライター
  桃山 邑(水族館劇場代表)



◎注意事項

 *ご予約は、古書ほうろうまで、メール、または電話で。
  先着順にて受け付けます。
    ↓
  定員に達したため、受付を終了しました。
  
  ・メール
    あて先:horo@yanesen.net 
     件名:3月19日 水族館劇場 申し込み
        ・お名前
        ・人数
        ・当日ご連絡の取れる電話番号
        を、お書き添えください。

  ・電話:03-3824-3388

  
 *飲みものは、ご自由にお持ち込みください。

 *お問い合わせは、古書ほうろうまで。