文庫!文庫!文庫!

 しばしご無沙汰しました。この間、阿佐ヶ谷での『路字』のトーク・イベントなど書いておきたいこともあれこれあったのですが、一箱古本市当日に向け日記書いてる暇があったら品出しモードに入ったため、断念しました。すべてが終わって落ち着いたら「ぼくの雑誌履歴書」*1や「10年前の阿佐ヶ谷の話」なども書いてみたいものです。


 とまあ、そんなわけで、ここ5日ばかり、ひたすら文庫の品出し(正確には品出しの準備)をしていたのですが、とりあえず今日でひと区切りつけて、どさっと出しました。200冊ほど入る段ボール箱を5箱開けたので、だいたい1000冊くらいですか。予定ではもう2箱出したかったのですが、そちらも5月3日までにはなんとか。なんにせよ、文庫新入荷棚はほぼ総入れ替えとなりました。もちろん入りきらないものもたくさんあるわけですが、それらはそれぞれの棚へ直行させたので、ご来店の際はくまなくご覧になることをおすすめします。

 目についたものは「本日の品出し」にアップしましたが、今日の日付に全部載せると多すぎるので、下記のように分散させました。

岩波文庫   4月18日
中公文庫   4月19日
講談社文庫  4月20日
その他の文庫 4月21日

 量の関係で、対象を税込み840円以上のものに絞りましたが、525円以下のお値打ち品もたくさん出してます。ぜひ直接ご来店のうえ探してみてください。なお、今回ここで挙げたものは「一箱古本市week」が終わる5月6日までは店頭販売のみとさせていただきますので、ご注意ください。


 さあ、明日からはハードカバーとCDだ。

(宮地)

*1:これについては、こちらを参照ください。

『室内』32年

雑誌『室内』(工作社)が大量に入荷いたしました。
うちの店にこれだけまとめて入ることは滅多にないことなので、一冊ずつバラで出す前に一括購入してくださる方をお待ちすることにしました。
1974〜2005の32年分から354冊で、価格は税込で30,000円です。(配送ご希望の場合は、送料はご負担ください。)
大安の3月23日(日)までお待ちして、奇特な大人買いのお客さまが現れなければ、一冊200円か300円くらいでバラ出しします。

以下詳細

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全集いろいろ揃ってます

 夕方出勤したら、ちょうど『鈴木大拙全集』が売れたところで、山崎と神原がダンボールに箱詰めしてました。持てるだけ持って帰っていただいて、残りの分の送料はサービスしたとのこと。実は今週は『アリストテレス全集』も売れたのですが、この手のものは基本的に売れることをまったく想定していないので、ほんとうれしい。ふたつ合わせると、ひとり1万円ずつくらいの臨時収入ですからね。それがぼくたちの月収のどれくらいを占めるのか、というのはみなさんきっとびっくりするので言いませんけど、とても助かります。ほかにも『志賀直哉全集』とか『寺田寅彦全集』とか、それに『永井龍男全集』や、あと『澁澤龍彦全集』なんかもあるんですけど、いかがですか(レジで「日々録みた」と仰っていただければ、送料分くらいは勉強させていただきますよ)。

 まあ、そんなわけで気分も軽く、バックヤード(というほど立派なものじゃあございませんが)に積まれた箱をひとつ開け、文庫本を100冊ほど出しました。半分くらいは圴一行きですが、カバーなしの獅子文六、中公の山崎正和、角川の寺山修司都筑道夫など、ちょっとは気の利いたものも入れときましたので、状態を気になさらない方はよかったらどうぞ。

(宮地)

文庫の思想書たくさん出しました

 平凡社ライブラリーとか、ちくま学芸文庫とか、講談社学術文庫とか、まあその手の文庫本を50冊ほど出しました。一番多いのは柄谷行人で16冊。ほかにもサイードバフチンデリダ木田元多木浩二など、いろいろ。また、同じような系統のハードカバーもあれこれと。こっちは、内田樹東浩紀大澤真幸野矢茂樹といったようなラインナップ。何冊かは本日の品出しにもアップしました。状態はどれも並程度で、ヨレやちょっとした汚れがあったりするものもありますが、そのぶん値段は安めにしました。

(宮地)

中古CD大量放出!

 本日の品出しにはアップしませんでしたが、久しぶりに中古CDをたくさん出しました(たぶん100枚以上はあったんじゃないかと)。以下、主だったものをアーティスト名のみ列記します(出した順)。

セルジオ・メンデス・トリオ、アート・ペッパー、ブレッド、山下達郎南佳孝松任谷正隆マッコイ・タイナー東京ブラススタイル、The Frames、ヤッシャ・ハイフェッツフィリップ・グラスニコラウス・アーノンクールルドルフ・ケンペ、リッチー・バイラーク、F.S.ブルム、キティ・ウィンター・ジプシー・ノーヴァ、ヒリヤード・アンサンブルラファウ・ブレハッチ五嶋みどりパット・メセニー、ドン・フリードマンアル・グリーンカーティス・メイフィールドザ・ジャムザ・フークラムボン澤野工房パブロ・カザルス、スティーナ・ノルデンスタム、湯川潮音ステファン・グラッペリ、トマ・フェルセン

 最後のトマ・フェルセンというフランス人、今回はじめて知ったのですがとてもよいです。味のあるしわがれ声で、どのアルバムにも、いわゆる古き良きフランスの雰囲気が横溢しています。歌詞はまったくわかりませんが、アルバム・ジャケットのセンスを見る限り、そちらも一筋縄では行かないんだろうな。

(宮地)
Ronds De Carottes
Piece Montee Des Grands Jours
Le Jour Du Poisson