全集いろいろ揃ってます

 夕方出勤したら、ちょうど『鈴木大拙全集』が売れたところで、山崎と神原がダンボールに箱詰めしてました。持てるだけ持って帰っていただいて、残りの分の送料はサービスしたとのこと。実は今週は『アリストテレス全集』も売れたのですが、この手のものは基本的に売れることをまったく想定していないので、ほんとうれしい。ふたつ合わせると、ひとり1万円ずつくらいの臨時収入ですからね。それがぼくたちの月収のどれくらいを占めるのか、というのはみなさんきっとびっくりするので言いませんけど、とても助かります。ほかにも『志賀直哉全集』とか『寺田寅彦全集』とか、それに『永井龍男全集』や、あと『澁澤龍彦全集』なんかもあるんですけど、いかがですか(レジで「日々録みた」と仰っていただければ、送料分くらいは勉強させていただきますよ)。

 まあ、そんなわけで気分も軽く、バックヤード(というほど立派なものじゃあございませんが)に積まれた箱をひとつ開け、文庫本を100冊ほど出しました。半分くらいは圴一行きですが、カバーなしの獅子文六、中公の山崎正和、角川の寺山修司都筑道夫など、ちょっとは気の利いたものも入れときましたので、状態を気になさらない方はよかったらどうぞ。

(宮地)