店主さん募集中です。

 一箱古本市の店主さん募集が始まっております。http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20070315
 こちらの準備不足で、開始時間を待って早々にお申込みをしてくださった多くの方々に、ご迷惑をおかけしてしまいました。ほんとうにごめんなさい。
 テストなどは繰り返していたのですが、ツメが甘かったですし、不測の事態もいくつかありました。次回への課題です。
 こちらの不備にかかわらずみなさまが改めて応募してくださり、店主さんが続々と集まって来ています。みなさまありがとうございます。
 助っ人に申し出てくださった方々もありがとうございます。へなちょこ実行委員会のサポート、よろしくお願いいたします。

 
 内澤さんの『世界屠畜紀行』刊行記念フェアが、火曜日で終わってしまいました。在店日はずっと屠畜文庫がそばにあったのでちょっと物足りない気分。ご来店くださったみなさまどうもありがとうございました。

 3/10の東京堂書店内澤旬子佐川光晴トークセッション」も行き、佐川さんの現場談も浴びてまいりました。これまで、(差別的な観点ではなく)屠畜という仕事を特別な仕事と表現することになんとなく実感が伴わなかったのですが、家畜が肉になってゆく過程で牛や豚はまだまだ生き物の熱を放っているのであり、屠畜に携わるということはその熱を浴び続けることだ、という話に、あぁ、古本屋とは違うな、ということが腑に落ちたのでありました。ナイフ研ぎの話もおもしろかったなぁ。
 
『世界屠畜紀行』は、引き続きほうろうで販売しています。今回はサイン入りです!
 佐川さんが力説しておられたので、一層『世界屠畜紀行』の貴重さを感じ入った次第なのですが、関係者以外の立入りに厳しかった日本の屠畜場に入り、しかも長期間にわたって丁寧な取材をし、併せて世界各地の屠畜状況を一冊の本に詳細なイラストと大衆に向け読みやすい文章で著していることなど、この本はこれまであまり語られてこなかった分野を切り開いた資料として後々に残る貴重な存在です。それと同時に常に暮しの中でごく身近にある本でもあって、ほんとうに読みやすく、知ることの楽しさを教えてくれる存在なのであります。
 早い話、焼肉屋で蘊蓄たれてないで、まずは読んどけ、って誰にかわからないけど云ってみたくなる本です。

(ミカコ)