やばい、鶏肉を買い忘れてしまった!

寝不足なんである。
昨日、というか今朝、いろいろとハプニングが重なって、3時くらいまで仕事してた気がする。
店を出たら朝刊のお兄さんがいた。
能率は最低レベルまで落ちていたのだが、「月の湯古本まつり」に出す古本に昨日の定休日しか値付けする時間が取れなかったので、朦朧としながらかわいがってる『銀花』たちに札を付けた。たぶん、お買い得、なハズです。あと、『谷根千』の其の一から十までの10冊揃いを1セット。出します。

で、家に帰って風呂沸かして(古いんで時間がかかる)、湯船から白々と明けてゆく空を感じ、寝たのはたぶん6時過ぎ。

9時半の目覚ましで起き、朝ごはんをとるゆとりもなく外せない仕事へ向かう。
緊張感を保ちながら11時から17時すぎまで。

チキンライスでいつも懸案なのは香菜で、最近でこそふつうにスーパーなんかで売っているが、ある程度まとまった量が必要な時は、スーパー仕様ではちょっと間に合わない。
ほおずき市の時は大量なので、団子坂の上の大銀にいいのを入れていただいているのだが、今はまだ季節的に微妙かなと、もし大銀になかったら上野まで行くことになる。なので、仕事が終わってからすぐに大銀へ直行。生姜、大蒜、大葉、ピーマンは今日のうちに求め、香菜もたくさんあることを指差し確認。明日、宮地に買って来てもらおう。
店に戻り、出来立ての「不忍ブックストリートMAP」を、広告を出してくださっているお店に少しでも早くお届けするため、宮地と手分けして夜の街へ自転車をとばす。
自分がお届けするお店はすべてまわり、自転車のカゴにさっき買った野菜をのせて、今日の自分の予定を振返る。そこで、あ、肝心の肉が、ない・・・と。


「鶏のもも肉を予約しておきたいのですが」
「予約しなくても買えるよ」
「4キロなんです。それを切ってもらうことはできますか」
「4キロなら予約した方がいいね、何に使うの、唐揚げ?」
「いえ、唐揚げじゃなくて、どちらかというとカレーみたいな感じで。で皮をはがしておいてもらえると助かるんですが」
「唐揚げ作るんなら、皮付けといた方が美味しいでしょ」
「いや、唐揚げではないんですが、あ、でも皮がいらないわけじゃなくて、別々に調理したいってことなんですけど」
「あ、そうなの、じゃ、皮ははがして分けとけばいいのね」
「お願いします、それで切ってもらうことはできますか、小間切れ以上、親子丼以下くらいなかんじなんですけど」
「えっ、何作るの?唐揚げでしょ」
「あ、唐揚げじゃなくて・・・」

家の近所とか、何軒かお肉屋さんのもも肉食べてみて、コシヅカハムのが手頃なお値段で、さっぱりしていて美味しかったので、そんなたのしいやり取りの末、木曜日の夜取りに来ますと予約しておいたのに。
今夜が前日でなくて、ほんとよかった。これも明日宮地にピックアップしてもらおう。

今夜はたっぷり寝て、いよいよ明日、萬福亭チキンライス、仕込みます。ドキドキ

(ミカコ)