〈夕焼けの詩100均市〉ご報告


ご報告が遅くなってしまいました。
twitterのみの告知となっていましたが、店頭にて小さく開催していた〈夕焼けの詩100均市〉、おかげさまで先々週の週末で48冊全てが売切れました。

東日本大震災で棚の上から落ちた唯一のセットマンガが、西岸良平『夕焼けの詩 三丁目の夕日』でした。衝撃で角が少し潰れてしまったのでセット売りをあきらめ、売上げを全額義捐金として寄付しようと店先に箱で出しました。
48冊分の売上げ4,800円と、お客さまからマンガの代金とは別にお預かりした寄付1,100円、買取りのお客さまが寄付にと言って置いていかれた買取り代金1,700円を合わせた額に2,400円足し10,000円を、一昨日の16日にほうろうのお客さまで以前からアフガン難民支援に協力してこられた池本英子さん通じて大塚のモスクに支援金としてお渡ししました。

周りのみなさんにならって大塚モスクと呼ばせていただいていますが、正式には、ジャパン・イスラミック・トラスト(宗教法人・日本イスラーム文化センター)マスジド(モスク)大塚というそうです。
大塚モスクは3月14日から被災地に入り、仙台市気仙沼市いわき市などで現地の要望を聞きながら、このひと月の間に16往復して食料や物資を届けたり炊き出しを行っているとのことです。
この度、大塚モスクの活動を知ることになったのは、被災地への食料の中にはモスクや大塚の商店街の方々がにぎったおにぎりも届けられていて(気温の上昇により現在はおにぎり支援は終了)、その何度目かの3月の終わり頃谷根千工房のヤマサキさんと、池本英子さんが中心となり、光源寺を借りての〈おにぎりにぎり隊〉を結成?、その時に声をかけていただいたことがきっかけでした。
自分がテレビのニュース映像に茫然としていた時に、集められる食料を持ち現地にバンを走らせたムスリムの方たちがいたのでした。
私は米研ぎを1回だけほんの30分ほどお手伝いしただけなのですが、〈おにぎりにぎり隊〉には2回にわたりのべ数十名の方々が参加して2439個のおにぎりが作られ、気仙沼の避難所に届けられたそうです。

おにぎり作りは終了しましたが、現地からの要請を受けながら引続き、ヤマサキさんや池本さんたちが中心となり、支援物資の調達、仕分け、梱包をして、モスクの方に託していますので、〈夕焼けの詩100均市〉の売上げも少ないですがお役に立てたらと思いました。また物資の運搬には、大塚モスク以外にも、千駄木在住のご近所の方も車を出されたりしているそうです。みなさん実行力があってすごいと思います。ほうろうも、できることを細々とでも長く続けていきたいと思っています。

森まゆみさんのブログ「くまのかたこと」にも詳しい報告が書かれています。
http://www.yanesen.net/mayumi/