岩波ホールにサイロ

ただ今、映画のパンフレットをもたもたと品出し中。
写真は岩波ホールで上映された「トロイアの女」の、パンフレットの、表3広告です。広告主は清水建設
このイラスト&題材が巨大建築というところが、けっこうツボで、思わず手を止めて写真まで撮ったわけですが、岩波ホールにサイロの広告って、大手ゼネコンの余裕が感じられますね。
見出しに「シミズのシステムと技術−2」とありますので、清水建設の技術をアピールするためシリーズ化されていたようで、この広告には「スライディングフォーム工法 サイロ建設」というタイトルがついています。

型わくをジャッキでスライドさせる
この工法では、二十数基に及ぶサイロをまとめて、いちどきに構築することができます。その特徴は、鉄筋をたえず上方に組み足していき、型わくをジャッキで緩やかに上昇させながら、コンクリートを打ち足していくことにあります。以下続く (一部抜粋)

どこまで読んでも一方的な文章と、どこまでも細部にこだわるイラスト。目を凝らすと、高ーいところで働く作業員も描き込まれているのですよ。あー、ステキ。他の広告も巨大建築なのかしら?誰のイラストかしら?見てみたーい!

ちなみに最近ついに600メートルを超したというスカイツリーを建てているのは大林組で、工法は、こちらの「つくりかた大公開」で知ることができました。

あ、で、映画は未見です。
トロイアの女
1971年/アメリカ/監督 マイケル・カコヤニス/主演 キャサリーン・ヘップバーン
840円(税込)

他にも「旅芸人の記録」とか、アニエス・ヴァルダ「幸福(しあわせ)」とか、出しています。
(ミカコ)