『ブックカフェのある街』


仙台文庫 1
ブックカフェのある街
前野久美子 編・著
987円(税込)

早速読み始めて、仙台のブックカフェ〈火星の庭〉前野久美子さんの飾らない言葉に古本屋として激しく共感したり、臨場感溢れる話に、えぇーっ!と驚愕したりしています。不忍ブックストリート一箱古本市や、南陀楼綾繁さんのことも書かれています!
book & cafe 火星の庭ホームページ
http://www.kaseinoniwa.com/
twitter
http://twitter.com/kaseinoniwa

そのつながりは固定化せず、癒着せず、ゆるやかで自由な連携がいいなと思っていたときだった

仙台発信で本の魅力を伝える活動をという思いから始まった〈Book!Book!Sendai!〉は、そんなことを考える人たちが3人集まって始まったそうです。
「固定化せず、癒着せず」、まさに、わたしも不忍ブックストリートの初期からのメンバーとして、いちばん大切にしてきたことです。ゆるやかな繋がりはどんどん広がってゆくし、思いがけないこと(もの)が生まれたり。

読んでいて感じるのは、前野さんの周りはいつも空気が動いているな、ということ。常に人が行き来していて、何かが運ばれ、何かを渡し。

読みながら今、頭の中の靄が晴れていく感じ。ウフフ、読んでいて楽しいです。

【目次】
第一部 ブックカフェの小さなドア 前野久美子
 イントロダクション
 火星の庭ものがたり
 私が出会ったブックカフェ

第二部 街と人と本と
 イントロダクション
 一. 街のなかの本の風景
  〈いろいろなブックカフェ〉
   書本 & cafe magellan(マゼラン)・高熊洋平 インタヴュアー・文/大泉浩
   stock(ストック)gallery & atelier・吉岡英夫 インタヴュアー・文/大泉浩
  〈本をつくる人に会う〉
   圭書房・留守晴夫 インタヴュアー・文/高熊洋平
   アトリエ葉・岡田とも子 インタヴュアー・文/前野久美子
   仙臺文化渡邊慎也 インタヴュアー・文/前野久美子
  〈夜の文学散歩〉 案内人/佐伯一麦
 二. 街のなかの本の記憶
   文学のかけらを探して、まち歩き 文/西大立目祥子
   仙台を通過した作家「岩野泡鳴」 漫画/佐藤純
   江戸時代の仙臺を生きた只野真葛という女(ひと) 文/早坂信子
   俳人・佐藤鬼房と塩竈 文/関根かな
 コラム 尾形亀之助菅原克己古山高麗雄 文/荻原魚雷

あとがき

(ミカコ)