人文書を100冊出し、100冊間引く
人文系の本を100冊ほど出しました。2冊以上出した著者の名前を挙げていくと、木田元、青柳いづみこ、網野善彦、加藤典洋、坪内祐三、川本三郎、エトセトラ。本日の品出しには値の張るものや店頭で目に付きにくいものを中心にアップしましたが、それ以外にも棚で目にすれば手の伸びそうな本が多数あるはずです。以下今日の特徴を箇条書きで。
- 冊数1位の著者は木田元。7冊。
- テーマ別だと、ファシズム時代のユダヤに関する本。これは5冊。
- 古本関係も5冊。岡崎さん、林哲夫さんの版元品切れものなど。
- 出すのが惜しかったのは小島信夫の『漱石を読む』。
- はじめて知った出版社は春風社。『待つしかない、か。』の造本が好みでした。
- おもしろい名前の出版社はとっても便利出版部(本は『マルクスの現在』)。
ところで、ここでひとつ問題があって、何かと言うと「このところ出す一方で棚に空きが全然ない」ということ(要するにあまり売れてないということです)。仕方ないので夜は品出しをいったん止めて、人文の棚の間引きを敢行しました。出してから日が経っていて、思い入れも特になく、なおかつ押しの弱そうな本たちが均一棚に引っ越して行きましたので、どなたか面倒を見ていただけると助かります。というわけで本日の傾向と対策をもう一点。
- 均一棚にバーゲン品多数。早い者勝ちです。
この作業はいつやってもあまり気持ちのいいもんじゃないのですが、やらないと「売れない、出せない、仕入れるばかり」という負のスパイラルにハマってしまうんで(実はもう片足突っ込んでいるような状態かも)、明日も引き続きやります。
(宮地)