武藤良子『死闘篇』
写真右寄りのオレンジ色の本が、わめぞ文庫第1弾として世に登場した画家武藤良子さんの『大阪京都死闘篇』です。今年4月、大阪で開催された作品展「日曜おんな」のために、大阪、京都を訪れたときのご本人による10日間の道中記です。
死闘篇、といっても切った張ったの大立ち回りが展開されるわけでなく、湯に浸かっては、どこまでも歩き、実に旨そうに食い、ぐびぐび飲んでは語らい、時に公園で子どもを拾う・・・。
林真理子『百蓮れんれん』、中島京子『FUTON』、角田光代『庭の桜、隣の犬』の挿画や、未來社PR誌『未来』の表紙はみなさんもどこかで目にしてるはず。
武藤良子の日常は、旅先でも痛快です。
というわけで、ほうろう内にプチ武藤コーナーを作りました。これがやりたかったのだー。背景は「日曜おんな 武藤良子展」のチラシ、この工具の絵にノックアウトです、ワタクシ。「古書ほうろう」と読めるのは月の湯古本まつりで武藤さんが書いてくれた看板、それと『未来』。『未来』はご自由にお持ちください。
『死闘篇』をお買上げの方でご希望の方には、貴重なチラシを一枚進呈いたします。お会計の際お申付けください。
(ミカコ)