中古民家主義への誘い・写真展


 定休日。
 13時過ぎに出勤すると、すでに鴇田さんがおみえになっていて、明日からの写真展「中古民家主義への誘い」の準備に余念がありません。作業場所である奥のテーブルの周りには、展示に使う段ボールや発泡スチロールが積み重ねられているのですが、よくあるパネルを使ったものではなく、古本屋という壁面の少ない空間で、いったいどういうことができるのか、ということを考え抜いた、とてもユニークなものです。さわりに1枚だけ写真をアップしましたが、ほかにもあっと驚く趣向が凝らされています。今度の日曜日(27日)にいよいよ初日を迎える一箱古本市や、やはりこの週末からはじまる一箱古本市weekにお越しの際は、ぜひほうろうにもお立ち寄りいただき、直接ご覧ください。


中古民家主義
 また、この写真展の元になった本『中古民家主義』も、ほうろうにて好評発売中です(入荷した10冊のうち、すでに半分が売れました)。こちらの方もぜひ手に取ってみてください(往来堂書店でも売っています)。

一箱古本市week 参加企画「中古民家主義への誘い・写真展」
 そういえば、見慣れた風景の中にある建物の中身を私たちは知らない。国内外の「人の生活」をめぐり歩く写真家が収めた、千駄木の米穀店・根津の長屋・山谷のドヤ・漁師町の水上建築といった「中古民家」と「人」の記録。

  • 期間 4月24日(木)〜 5月6日(火) ※会期中無休
  • 場所 古書ほうろう


 さて、着々と据えられていく展示を尻目に、こちらは例によって品出しにいそしむわけですが、今日はその前にまず、ショーウインドウの入れ替えを。今回は、応援している公開中の映画『今夜、列車は走る』に合わせて、鉄道の本と雑誌を並べてみました。見た目ちょっとしつこい感じもなきにしもあらずですが、古き良き時代の機関車や電車を眺めてやってください。

 なお、『今夜、列車は走る』は、この週末(26日)からは、レイトショー(21時〜)のみの上映となりますので、ご注意ください。チケットは、引き続き、古書ほうろうでも発売中です。また、以前紹介した沢木耕太郎さんの評が、下記のサイトで読めるようになりました。観ようかどうか迷っている方は、ぜひ読んでみてください。

 どらく 映画散歩「銀の街から」


(宮地)