ぐるり 2008/4月号 <特集>小川美潮


 MAPの配達を終えて店に戻ると、レジの前に「ぐるり」の最新号が。さっそく小川美潮の特集を読み終え、店内にまだいらした五十嵐さんに、ひとしきりその感想などを。
 今号から、巻頭のインタビューを、これまでの田川律さんとともに、南陀楼綾繁さんが交代で受け持つことになったのですが、その第1回目。美潮さんへの気持ちのこもった、とても読み応えのあるインタビューです。あまりのボリュームに、思わず「いつもより分量多いですか?」と五十嵐さんに訊いたら、同じとのこと。それだけ充実した内容ということですよね。ともかく美潮さんが自分の音楽についてこんなに話しているのは、はじめて読みました。これで300円だなんて素晴らしい。ファンの方は、ぜひ2冊、3冊と買って、同好の士にもプレゼントしてください。

 本当は、こんなことが書かれていた、あんなことを話していた、と、もっといろいろ報告したいのですが(引用したいところもたくさんあります)、実際に読んだときの驚きを減じてしまうといけないのでやめておきます。ただひとつだけ。この素晴らしい記事に、うちの店の棚に並んでいた本が、ちょっとだけでも役立ったというのは、やはりうれしかった。最近こんなことばかり言ってる気もするけど、古本屋冥利に尽きます。南陀楼さん、ありがとうございました。

(宮地)