アイリッシュ・ミュージック・デイ、開催します!
好評開催中の「アルテスパブリッシングの本 全点フェア」。そのなかで、ピーター・バラカンさんの『魂(ソウル)のゆくえ』と並んでよく売れている本が、『聴いて学ぶアイルランド音楽』です。
オックスフォード大学出版局から出た入門書を、おおしまゆたかさんが翻訳し、さらに独自にオリジナルCDを付けるという、大変手のかけられたこの本。具体的な内容や出版までの経緯についてはアルテスさんのサイトやおおしまさんのブログに詳しいですが、会社設立時から刊行を予告していたというだけあって、アルテスという出版社の精神をとてもよく体現している気がします。取っ付きやすいのに奥行きがあるんですよね。
そんな、フェアのことを知らずにみえたお客さんも思わず手に取ってしまうこの本を、もっと多くの人に知ってもらおうと急遽企画されたのがこのイベント、「アイリッシュ・ミュージック・デイ」です。本と同様、「これから聴こう」という人にも、「好きで好きでたまらない」という人にも、ともに楽しんでいただける内容となりました。急な告知ではありますが、音楽好きの方々のご来場をお待ちしております。5月23日(日)です。
2010.5.23 アイリッシュ・ミュージック・デイ at 古書ほうろう
東京芸大の学生のみなさんによる演奏
15時〜 入場無料
店先での青空ライブ(雨天の場合は店内)。『聴いて学ぶアイルランド音楽』に登場する曲も交えながら、それぞれにユニークな楽器の響きとそのアンサンブルをお楽しみいただきます。座って耳を傾けるもよし、踊りながら聴くもよし。いい気分になったなら、投げ銭、おひねりなどもぜひ!
おおしまゆたかさんとともに、アイルランドのうたを聴く
16時〜 入場無料
こちらは店内で。こんどは「うた」に焦点が当たります。おおしまさんのレクチャーを受けながら、アイルランド音楽の真髄に迫る1時間。とは言っても決して堅苦しい講義ではなく、たっぷりご用意したギネスやキルケニーを傾けながらの、寛いだ時間になることでしょう。珍しい音源もかかるようで、とても楽しみです。
また、特筆しておきたいのは、当日の再生装置。神田須田町のオーディオ・メーカー「ボザール」さんの協力を得て、タイムドメインスピーカー「Jupity301」が古書ほうろうで鳴ります。アルテスの木村さんも衝動買いしたという魅力的なサウンドを、合わせてご堪能ください。
メインの催しは以上2つですが、この日の店内はそれ以外の時間もずっとアイルランド音楽。選曲は当然おおしまさんで(上記レクチャー・コーナーとのダブリ曲なし)、スピーカーももちろん「Jupity301」。
晩春の日曜日、みなさまあれこれご予定おありでしょうが、もしちょっとでもお時間空きましたら、ぜひお立ち寄りください。逆に「その日は暇だよ」ということであれば、11時の開店から20時の閉店まで、ずっといていただいてもかまいません。くどいようですが、アイルランド・ビールもありますよ!
(宮地)