「芥川龍之介」作品 読む、踊る、奏る

koshohoro2006-12-01


 イベントが決まりました。芥川作品の朗読と、踊り、ギターがどのように融合するのか・・・、はたまたしないのか・・・。スリリングな年明けになりそうです。
 1914年(大正3)芥川が越してきたことにより田端は文士村となっていったわけですが、期せずして来年は没後80年にあたります。古書ほうろうでは初めての、小説を題材にしてのイベントが、ゆかりある芥川作品というのは嬉しいです。楽しみにしています。
詳細→http://www.yanesen.net/horo/info/1576

 旅猫雑貨店、行ってきました。(http://www.tabineko.jp/)初めてなので新庚申塚から都電に乗り、鬼子母神前から歩いてみました。弦巻通りに出て目を凝らすと、紅葉が手招きしてる。お店に入ると、古本と雑貨で構成された旅猫さんワールド。あっちこっち目移りしてしまう楽しさ。それでいて、ほっこり落着くお店です。雑司が谷 路地裏縁側日記ではお馴染みとなっている大家さんにも偶然お会いすることができご挨拶。なんだか初めてのような気がしないですが。(笑)
 下の写真は旅猫さんで買った土瓶型箸置きと、金子量重/著『土瓶と湯呑み』(中公ミニムックス)と、唐草文様のテープに心意気を感じた旅猫さんの紙袋。箸置きなんて、実は新婚の頃以来ですが、久しぶりに使ってみましょう。かわいらしいでしょ?お土産までいただいてしまった。(写真の箸は以前いろはに木工所さんで自ら削ったもの)

 
 次に目指すは、ポポタムさん(http://popotame.m78.com/shop/)。せっかくなので鬼子母神に寄ってくことに。お参りをして振返ると大公孫樹(おおいちょう)の上、まだ明るい空ににお月さまが。
 寄り道をして、出てきた通りに既視感があるなーと思ったら、古書往来座さんの横。店に入ると、なんと、古書現世のセドローさんモクロー(南陀楼綾繁)さんコンビがレジ前に。実は、行きのバスから、白山上を自転車で走るモクロー氏が見えたのだった。まさか目的地が一緒とは。往来座さんではあまり時間がなく、ポストカード(上写真の都電カード)しか買わなかったのに、瀬戸さんからリンゴを戴いてしまった。
 6時までなので大急ぎで、ポポタムさんへ。『海野弘コレクション』第3巻として、自著100冊を回想した書き下ろし『歩いて、見て、書いて』(右文書院)の刊行されたのを記念して「海野弘 私の100冊の本の旅」展が開催されている。
 ポポタムさんは、前から行ってみたいお店だったので、やっとだ。ドアを開けると、ゆったりした店内と奥に展示空間が。海野さんの展示は圧巻。彼の作品について私がどうこう云える立場ではないので、少しずつ読ませていただいてます、とだけ。
 トーナス・カボチャラダムス/著『空想観光カボチャドキヤ』空想観光 カボチャドキヤと、ミニギャラリーで展示中、家内制豆印刷 蛙月庵(あづきあん)さんの猪鹿蝶の干支ぽち袋セットを購入。『空想観光〜』は、種村季弘氏による帯のとおり「摩訶不思議な王国案内記」で、ユーモアたっぷりだけどちょっと怪しげな銅版画(たぶん)に惹きつけられ、見てみるとなんと出版社が、ブックオカ実行委員会の中心メンバーである石風社さん(http://www.sekifusha.com/)。南陀楼さん(モクロー氏)からは、直後に話は聞いていましたが、今週水曜日に行われた不忍ブックストリートの会合で、ブックオカ報告を聞いたばかりだっので、おおーって、感じで。(ブックオカ公式サイト→http://www.bookuoka.com/

 宮地はかなり腹減りピークに達してたので、ポポタムさんを出て、はじめにあった中華屋さん「蘭蘭」に。そうしたら、そこが当たり店だった。北京風鉄鍋餃子、前菜4種盛り合わせ、羊肉の串焼き、揚げ上海蟹の葱生姜かけ、ビール3本で、5000円でお釣りがきた。安くて、どれもうまーい。前菜盛り合わせは、4人くらいでちょうど前菜と云えるボリュームで、1280円。ふたりだとこれにごはんがあれば、晩ごはんにもなるくらい。ビールがすすんじゃう味だし。
 目福口福な一日。満腹の腹を抱えて、池袋からバスに乗って帰ってきました。

海野弘 私の100冊の本の旅」展

【東京篇】
■日時
11月28日(火)〜12月9日(土)
営業時間 12時〜18時 定休日 日・月曜日

■会場
ブックギャラリー ポポタム
http://popotame.m78.com/shop/
〒171-0021 豊島区西池袋2-15-17 電話 03-5952-0114

トークショー
 海野弘×岡崎武志 
12月8日(金)18:30〜20:30
入場料 1,000円(要予約、ご予約はポポタムまでお願いします)

(ミカコ)