まほうの色あそび
絵本の部屋 しかけ絵本の本棚
まほうの色あそび
アネット・チゾンとタラス・テーラー 竹林亜紀 訳
全4冊 評論社 昭和59年
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作者のアネット・チゾンとタラス・テーラーは、『バーバパパ』シリーズを書いたふたりです。
ところどころにフィルムが綴じられていて、ページにフィルムを重ねたりめくったりすると、見開きがそれぞれに違う絵に変身!シアン、マゼンタ、イエロー、「色の3原則」を巧みに使い、いなかったはずの動物が現れたり、昼になったり夜になったり、家の中をのぞいたり。
チラシなどの印刷物の版下をつくるときの参考にもなりそうだし、いくつになってもワクワクするもんですね。飽きないなー。
欲をいうと、本体の表紙はとてもきれいなので、函にもうひとがんばりしてほしかったなー。
津田三朗 鉄のヒトガタ達 PRAY FOR 3.11
「鉱石の夢展」にて、水族館劇場のために製作してきた美術小道具を展示している津田三朗さんが、東北支援のために作られたヒトガタをほうろうでお預かりすることになりました。
津波痕の石巻で見た女性の姿をイメージし、材料の鉄は石巻の瓦礫や知人から譲られた鉄を溶解し、一体一体溶接し成形されています。全部で100体作られたそうです。遠くを眺めているように見える人形たちは、掌におさまるほどの大きさですが、凛とした存在感があります。
一体あたりできれば1,000円は寄付できたらとの津田さんの意志を受け、当店ではご希望の方に1,000円以上でお譲りすることにしました。お預かりした代金は全て、津田さんの交流のある宮城県塩竈市にあるインディペンデンスのアートスペース、ビルド・フルーガスさんを通し支援活動に使われます。
※ 2012年2月10日付で、13,220円送金いたしました。ご協力くださいましたみなさまありがとうございました。
谷根千ウロウロさんのブログでも詳しく紹介されています。
水族館劇場「鉱石の夢」展 12月3日まで
ウインドウを妖しく飾る、津田三朗の美術小道具。道往く人の目を惹いています。
古書ほうろう店内では、水族館劇場2011年公演「公然たる敵 ロストノスタルジア」の掉尾を飾る「鉱石の夢展」が開催中です。
水族館劇場「公然たる敵 ー ロストノスタルジア ー 」
この旅に終わりはない
地上はすでにはるかなる睡りに誘われた 重いまぶたがまなざしを塞ぐ それでも瞬くことをあきらめない星星への連帯の挨拶を送る!
テアトロの月のぼる宵闇 帰るべき場所をもたない棄郷者たちが奏でる忘れられたララバイを聴け!(チラシより)
詳細⇒水族館劇場HPインフォメーションへ
いろはに木工所の山下さんが監修した本
「実のなる木」でつくるカトラリー
10種類の木材で13の食器をつくる
スタジオ タック クリエイティブ 2011年8月発行 1,995円(税込み)